[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
■ 基本情報
【ハンドルネーム】CZ
【進学先】INSEAD
【他の合格校】IE
【途中辞退】なし
【WL】なし
【不合格校】Stanford (インタビュー後ding)
【年齢・性別】29歳・男性
【職歴】総合商社4年
【私費/派遣】派遣
【最終学歴】東京外国語大学
【GPA】3.6
【TOEFL】105 (R28 L27 S23 W27)
【IELTS】7.5 (R8.5 L8.0 S7.0 W6.0)
【GMAT】730 (V40 Q49 IR6 AWA5.0)
【海外経験】高校と大学在学中、東欧の小国にそれぞれ1年ずつ留学、仕事で6ヶ月間米国駐在した他、海外旅行で約20カ国、出張で約15カ国に渡航。
【コメント】
今でこそ多少の海外経験があるとはいえ、18歳まで殆ど北海道から出たことが無く、英語圏での生活経験も昨年(2013年)までありませんでした。また、妻子持ちのため、土日も完全に受験のみに時間を費やすことはできない状況でした。そのため受験前には色々不安があったものの、本気でやれば意外と何とかなった、というのが終わってみてからの率直な感想です。尚、スコアメイクは全て独学で行い、エッセイ作成にあたっても所謂カウンセラーは殆ど使いませんでしたので、費用はかなり抑えられました。致命的に英語が出来ない、という人でも無い限り、MBA受験の大半は独力でも十分対応可能だと思います。
■ なぜ今MBA?
世界で戦うにあたって各国のエース級人材をベンチマークしておきたい、多国籍環境におけるリーダーシップを磨きたい、そして海外で通用する肩書き(修士号がスタンダードの組織、国、地域が増えていることもあり)を身につけておきたいという三つの理由が大きいです。ハードスキルとしての経営学には拘っていませんでしたので、当初は公共政策大学院の受験も考えたのですが、MBAの場合社費で行ける可能性があったこと、人とのInteractionの機会がMBAの方が多そうであったことから、MBA受験を決意しました。
■ スケジュール・費用
・スケジュール
2014年のapplyに対して2013年初頭から準備開始したので、全体的に余裕がありました。スコアメイクにあてた時間は約300時間(GMAT対策のみ)、エッセイにあてた時間は約200時間です。
2013年2月:米国駐在開始を機に受験を決意。TOEFL初受験 105点 (提出スコア)
2013年3月:GMATPrep 1回目 660点 (V35 Q46)、翌日GMAT本番 1回目 640点 (V31 Q47)
初回はスタート地点確認と雰囲気の把握と位置付けてほぼ無対策で受験し、受験後直ちに本格的なGMAT対策を開始。ここから2ヶ月間は、平日約2-3時間、休日7-8時間の勉強を毎日継続。
2013年4月:GMATPrep 2回目 720点 (V41 Q48)、同3回目 700点 (V40 Q46)、UCBとStanfordにキャンパスビジット。
2013年5月:GMAT本番 2回目 610点 (V35 Q39)
猛勉強の末、しかも手応えがあったのにまさかの点数ダウンで3日間立ち直れず。結局、後は本番当日の集中力と運の問題だと判断し(=心が折れ)、勉強量を大幅に減らす。
2013年6月:GMAT本番 3回目 730点 (V40 Q49、提出スコア)、日本に帰国。
3回目は前回の経験を生かし、前日死ぬほどぐっすり寝て、朝にバナナとチョコレートとレッドブルを接種。大して見られないのに時間とエネルギーだけ取られるAWAとIRをかなり適当にこなした上で、Mathに入った所で集中力をMaxにして挑戦。スコアを見たときの喜びと解放感は格別でした。
2013年8月:翌年まで出願を大人しく待つのが辛くなり(社内規程上、社費派遣を目指す場合2014年まで出願を待たなければならなかった)、腕試しでStanfordに出願することを決意。エッセイ作成開始。
2013年10月:Stanford R1出願、IELTS 1回目 7.5
2013年11月:Stanford Interview
2013年12月:Stanford不合格
2014年2月:社費派遣選考を受験、INSEADにキャンパスビジット
2014年4月:社費派遣選考に合格
2014年6月:INSEAD R2出願
2014年7月:INSEAD Interview、IE 出願、IE Interview
2014年8月 : INSEAD 合格、IE 合格
・費用
合計約50~60万円
■ レジュメ
ネットで見つけたフォーマットをベースに、学歴→職歴→その他の三段階構成にしました。
出来るだけ幅広い経験を織り込むようにしたのと、読み手が直感的に理解できるように全ての項目に具体的な数字を書くようにしました。最後にネイティブの英語学校講師に見せ、Brush upしてもらいました。
■ TOEFL、IELTS
初回でそれぞれ105と7.5が出たので、これといった対策はしていません。
英語全般という観点では、高校〜大学時代にケンブリッジ英検(CAE)を取得するための勉強をした他、社会人になってからも日常的に字幕無しで海外ドラマやニュースを見たり小説や新聞を読んだりすることで、英語に触れるようにしていました。また、仕事上、英語を書いたり話したりする機会が多いことが、結果的に良い練習になっていました。
■ GMAT
GMATはその人が元々持っている力(英語力含む)や得手不得手で必要な対策が大きく異なると思います。私の場合、RCとCRは特に対策しなくても安定して高得点が取れたため、Verbalの勉強はほぼSCのみに費やしました。一ヶ月ほどしてSCが安定してからは、Vは模試(GMATPrep及びManhattan GMAT)、本番とも常に35~41点のレンジで推移するようになりました。一方、大学受験の際に手を抜いていたためか、Mathには苦労し、結局模試も含めて一度も50点以上を取ることは出来ませんでした。
全体の順序としては、先ずアゴスの『MBA留学 GMAT完全攻略』で試験の概要を一通り把握し、その後は参考書(マスアカ、GVERB)をやりながらOfficial Guideをひたすら解き、ある程度慣れて来たら模試(GMAT Prep3回とManhattan GMAT模試6回)中心の演習に切り替えました。OGも模試も、納得いかない解答があった場合、問題文の最初の数単語をネットで検索すると必ず誰かが懇切丁寧に解説してくれているページが見つかりますので、重宝しました。
(SC)
私はGVERBという教材(元々中国語の参考書を和訳したもので、誤植が多かったですが、全体としては良い教科書でした)をメインの参考書にして勉強しました。GVERBでパターンを覚えた後は、OGを3-4周しました。SCは費やした時間と得点が比例する科目だと思います。闇雲にやらずに、先ず問題の類型・パターンを覚えることが重要だと思います。
(Math)
マスアカを1周した後、OGを3周ほどやりました。Manhattan GMAT模試も活用しましたが、本番よりも難易度が高く、出題傾向も多少違うため、復習には時間を掛けすぎないようにしました。OGも、結局何度やっても間違ってしまう問題があったため、高難易度の問題を完璧にすることは諦めて、中難易度の問題でミスを無くすことを心がけて49点を狙うことにしました。本番でも、難しそうだったり時間が掛かりそうだったりする問題はさっさと諦め、取れる問題を確実に取ることを意識しました。
(AWA)
試験の当日に模範解答を見て構成を覚え、それを参考にして書きました。
(IR)
特に対策していません。
■ エッセイ
幾つかの学校の設問を見て感覚を掴んだ上で、先ず自分の人格形成・世界観形成に大きな影響を及ぼした出来事及びキャリア上のachievementを、文字制限を気にせずにストーリー調にしていくつか纏めました。その上で、それらを実際の設問/伝えたいテーマに合わせて上手く統合するようにしました。各学校が重視するValuesをインターネットやAlumniとの会話で把握し、それらが反映されるように学校毎に文章構成やwordingを多少変えましたが、自分の核となる部分は変にいじらず、兎に角自分の気持ちを素直に表すようにしました。結果、ある人は「最高に良い」と言い、ある人は「大幅に書き直した方が良い」というような若干極端なエッセイが出来上がりましたが、最後は自分の納得感に従って提出しました。
■ 推薦状
職場の現上司、元上司、元同僚の三名に依頼しました。エッセイと被らないエピソードを書いて貰うようにし、出来るだけ多角的に自分を見て貰えるようにしました。
■ 志望校選定
下記基準で選びました(重要度順)
(1) Competitiveness / Prestige
優秀な学生が集まる学校であることを重視しました。具体的には、所謂米国Top7(HBS, Stanford, Wharton, Kellogg, Columbia, Chicago, MIT)と欧州Top3 (INSEAD, LBS, IMD)の10校から選ぶことにしました。
*ここでいうTop7とTop3は人によって多少意見が変わると思います。また、米州校と欧州校、二年制と一年制をapple to appleで比較することは困難です。
(2) Internationality / Diversity
若いうちに東欧と深く関わり、仕事を通じても多様な国籍・価値観の人々と仕事をする機会が多かったことから、多様性のある環境で視野を広げ、柔軟に思考することの重要性を強く意識していました。この観点からは、基本的に欧州校に分がありました。
(3) Cultural fit
個人的に競争原理の強い雰囲気及び過度に協調的な雰囲気が好きではなく、Laid Backな雰囲気、Matureな雰囲気が好きでした。
(4) Alumni network
卒業生の層が厚く(=ある程度歴史が長く、一学年の数が多い)、世界に広がっていることを重視しました。
調査に当たっては、ウェブサイトや書籍や各種ランキング(個人的には、企業リクルーターによる評価が100%のQS Global 200 business schools reportが最も有用だと思いました)で基本情報を収集した上で、学校のofficialイベント参加、school visit、アルムナイとの会話を参考にしました。結果、上記四つを全て満たすと感じたINSEADを第一志望とし、同校への社費留学を前提に全ての計画を立てることを決めました。Stanfordは、Internationality / Diversityが今一歩だったものの、それを補って余りあるCompetitiveness / Prestigeがあったことと、Laid Back且つ良い意味で個人主義なCultureがとても好きだったため、受験することにしました。ちなみにIEは、(大変失礼ながら)正直殆ど調査していないのですが、GMATのスコアを送ったところStreamlined Applicationなる負担の少ない簡略applicationの案内が来たため、深く考えずにApplyしました。INSEADに落ちた場合はIMDに応募するつもりでした。
■ インタビュー
スタンダードな質問(Why MBA?とかCareer Aspirationとか)に対する回答はある程度整理したものの、基本的にはいずれの学校も敢えて練習や準備をせず、初対面の人と気軽にお茶を飲む、くらいの感覚で臨むようにしました。
StanfordとINSEADは両方ともアルムナイインタビューで、学校の雰囲気通り気取らない感じで、楽しく進みました。IEはマドリードのAdmission officeとのSkype interviewで、「身近にあるものを一つ選び、私に売るためにセールストークをして下さい」とか「M&Mが作られるまでの工程を教えて下さい」とか「アルコールと木の共通点は?」とかトリッキーな質問ばかりで、何を見られていたのか良くわかりませんでした。
■ その他提出書類
大学の成績証明書、卒業証明書
■ アプリ提出後
特になし。合格発表直前は仕事に全然集中できず、困りました。
■ その他役立つ情報
GMAT Club
GMAT関係で分からない問題があれば基本的にここで解説を探せるのと、学校毎の情報交換ページがあります。
2. Aringo
http://www.aringo.com/Harvard_Business_School_MBA.htm
学校毎の基本データや特徴が端的に纏められています。ステレオタイプ過ぎる部分もありますが、学校選びの最初の一歩として非常におすすめです。(リンクはHBSのものですが、ページの最下段から他の学校を選べます)
3. MBA Apply
http://www.mbaapply.com/advice.htm
主要な学校のイメージを車に例えた記事(How would you differentiate the top schools?)が分かりやすいです。但し、これもまたステレオタイプに過ぎる部分があり、且つ記事自体が2010年?と少し古いので、真に受けすぎず、「ざっくりこういうイメージなんだな」という程度で参考にしました。
4. Adam Markus Blog
http://www.adammarkus.com/blog/
著名なエッセイカウンセラー、Adam Markus氏のブログです。学校毎のEssayの分析等、役立つ情報が非常に多いです。
5. Poet and Quants - Handicapping Your MBA Odds
http://poetsandquants.com/2013/09/06/handicapping-your-mba-odds-6/
様々なバックグラウンドの人間に対して、カウンセラー(?)が学校毎の合格可能性を判断するページです。読んでいるうちに、学校の難易度やApplicantの傾向等色々見えてきます。
6. 税理士のMBA受験記
http://ventureinq.jp/mbajuken3/
MBA受験ブログの一つですが、この方の記事は現実的な分析が多く、有用だと思います。
■ 受験を振り返って
先ず言えるのは、MBA受験にあたっては強い決意と覚悟が不可欠であるということです。当然ながら、大学受験や就職活動と違い、通常の仕事をしながら準備をするMBA受験では、時間確保のために多大な犠牲を払わなければなりません。それは友人との時間であったり家族との時間であったり業務時間であったり睡眠時間であったり様々です。更に、キャリア上の機会損失も発生したりします。それらの犠牲を払う強い覚悟が無いと、どこかで折れてしまう可能性が高いと思います。私自身、社内選考及び学校の受験の間に二度、キャリア上重要な海外赴任のチャンスを断ることになりましたし、評価が下がることを覚悟である程度仕事を「放り投げて」早く帰宅するようにした時期がありました。
第二に、早期に自分の実力と学校のレベルを見極め、受験に対して現実的な認識を持つことです。この「こうすれば受かるMBA」も含めて、ネット上にある情報は、基本的に受験をやり遂げた人たち、つまり「喉元過ぎて熱さ忘れた」人たちの成功談ばかりな訳であり、それらを読んでいると何となく「ちょっと頑張れば出来そう」と思ってしまいがちですが、現実にはその人たちの裏に数倍の「途中で受験を止めた人」がいることを冷静に認識すべきだと思います。人によって止める理由は様々でしょうが、実力という意味での最大の関門はやはりスコアメイクで、非帰国子女の場合はTOEFL100点を取れるかどうかが一つの壁と思われます。逆に、そこを突破すれば、後は慣性でいけるように思います。少し話が逸れましたが、兎に角、MBAの受験はこれまでの人生で培ったものを纏めてぶつける、みたいな側面があるので、自分のプロフィール・実力・志向や学校のレベル・特徴を早期によく分析し、現実的な戦略を練ることが重要だと思います。(私の場合、エッセイ未作成、社費派遣資格取得前にあるエッセイカウンセラーに初回無料カウンセリングをしてもらった所、エッセイとインタビュー次第なるも、合格可能性はざっくりHBS 40%、Stanford 30%、LBS 95%、INSEAD 80%で、学校に拘らなければ米国Top 10のどこかには必ず受かる、社費の場合更に有利と言われ、イメージが分かって非常に取組易くなりました)。
繰り返しになってしまいますが、トップスクールの受験は闇雲に始めても上手く行かないので、本当にMBAが欲しいのか、なぜ欲しいのか、そのためにどれだけの犠牲を払う用意があるのか、といったことを先ず冷静に分析・認識し、覚悟を決めるところから始めるのが良いと思います。
皆様のチャレンジを心から応援しています。
■ 基本情報
【ハンドルネーム】MT
【進学先】IMD
【他の合格校】INSEAD
【途中辞退】N/A
【WL】N/A
【不合格校】N/A
【年齢・性別】29歳 ・男(入学時)
【職歴】製薬
【私費/派遣】私費
【最終学歴】Master of Science in Bioengineering
【GPA】3.1
【GMAT】700
【海外経験】18-22歳:アメリカ 4.5年 (学生)
26-27歳:ドイツ 1年 (スイス系製薬会社での現地採用)
27-29歳:スイス 2年 (本社転勤)
【コメント】GMAT, エッセイ、アプリケーション、インタビューと全て独学でやってトップ校に合格したケースもネット上ではあまり見かけないので、独学遍歴をシェアします。同時に、書くべきか本当に迷いましたが、最後に「アプリカントの金太郎飴化」について問いかけました。「まずは自分の力を試してみよう」と言う人の背中を押せたらと思います。
■ なぜ今MBA?
前職の上司であり、今でもメンターとしてお世話になっている東欧人が、「MTはph.DではなくMBAの方が良い」と、入社2年目の僕につぶやいたことが始まりでした。あれから5年、前職は辞めドイツに渡り、そこからさらにスイスに移り、今ではドイツ人の部下を育て、社内唯一の日本人というアウェーながらも「日本人」としてではなく、一人の「プロフェッショナル」としてスイス・ドイツ・フランス人他と戦う協力できる立場になりました。もちろん、ここでは多くの気付きを得ることが出来ましたし、アウトプットも出せました。しかしながら、それ以上に悔しい思いもしたし、自分が情けなくなるシーンも本当に数え切れないほどあり、これからもまた日本人であることに縛られず、ひとりのプロフェッショナルとしてキャリアを歩んでいくためには、異文化でのリーダーシップの強化は不可欠であり、そのためには①一度立ち止まってこれまでを振り返ること、②より複雑な文化のダイナミクスに揉まれること、③自文化と異文化とのバランス感覚を養うこと、④エグゼクティブの視点でものごとを見てみることが今必要だと感じました。
それらに加えて、自分のこれまでのエクスパティーズである「ものづくり」からこれからの「ビジネス」への転機としてのMBA、グローバルパスポートとしてのトップ校のMBAという意味合いもありますが、僕の中でのMBAは絶対に投資ではなく、教育だけでもなく、ある種の経験となることに期待しています。突き詰めれば、自転車での世界一周のような、「なんとなくおもしろそうな経験が出来そう」が最大の原動力でした。
■ スケジュール・費用
<スケジュール>
GMATに苦戦する予感がしたので早めにスタートしましたが、早くスタートしすぎてモチベーションが続かず一休みしてました。最終的な出願のお尻は無理矢理あわせましたが、僕のGMATは8月31日まで寝かせておいた夏休みの宿題状態でした。
2012年8月 GMAT対策開始 (Non-US 1年制MBAのClass of 2015に目標設定)
2012年9月 GMAT対策中
2012年10月 GMAT対策中
2012年11月 GMAT対策一時休止
2012年12月 一休み (スイス引っ越し。誰もいないIMD訪問)
2013年1月 一休み
2013年2月 一休み (INSEADのインフォメーションセッション参加)
2013年3月 一休み
2013年4月 一休み
2013年5月 一休み
2013年6月 GMAT対策再開 (IMDのインフォメーションセッション参加)
2013年7月 GMAT対策中
2013年8月 GMAT対策中 (IMDキャンパスビジット)
2013年9月 GMAT対策中 (INSEADキャンパスビジット)
2013年10月 第1回GMAT(700) → GMAT終了
2013年11月 IMD推薦状依頼
2013年12月 IMDエッセイ開始
2014年1月 IMDエッセイ書き上げ→IMD出願 (翌日、IMDまで手持ちで書類をお届け)
2014年2月 INSEADエッセイ開始/INSEAD推薦状依頼
21日IMDインタビュー案内
2014年3月 10日INSEAD出願
14日IMDアセスメントデー
27日IMD合格案内→同日デポジット振込み
<費用>
GMAT
(定番)マスアカ: 21000円
(定番)Official Guide 13: 27.55EUR
(定番)Manhattan GMAT SC : 18.70EUR
Manhattan GMAT CR: 19.10EUR
Manhattan GMAT RC: 18.70EUR
(定番)Critical Reasoning Bible: 25.20EUR
(オススメ)Manhattan GMAT スクラッチペーパー: 16.99EUR
GMAT1: 250USD (1週間以内のキャンセルのため返金されず)
GMAT2: 300USD (1回予約変更)
21000円 + 126.24EUR + 550USD = だいたい91884円
他は一般的な出願費用、交通費(キャンパスビジット、インタビュー)など。
必要ならお金は惜しまずに使う性分ですが、結果的に独学と地の利が手伝い、トップ校合格者の中でも最低限に近い費用で合格したひとりと思います。
■ 予備校選び
IMD出願は、GMAT、エッセイ、インタビューまで予備校は使いませんでした。(英語ネイティブの人とアルムナイの力はお借りしました)
■ レジュメ
IMDの場合は、職歴も独自のフォーマットに入力するのですが、それぞれのポジションについて「1000文字」以内で「簡潔に」書けという矛盾した指示で困惑しましたが、結局は普段転職活動で使うA4サイズのCVのコンテンツをコピペしました。
■ TOEFL
USの大学を出ていたのでTOEFLは免除でした。その分不安要素がひとつ減ったのも事実ですが、学部入学の際に散々苦労したので人生トータルの苦労は一緒です。(IMDは大学の所在に関わらずTOEFLの変わりにアセスメントデーで評価されるのでTOEFL不問のはず)
■ GMAT
独学し、1回目の受験で700に乗ったのでそこで終わらせました。
と、書くと地頭の良いサラブレッドがさらっと突破したように響きますが、ご他聞に漏れずかなり苦労しました。もともと勉強は得意ではなく、学校の成績やテストも、勉強しても出来ないのに、勉強しないのでなおさら出来ないタイプでした。今回のGMATでも、Prepでは1回も700+出なかったけどなぜか本番1回目で出たラッキータイプです。
独学でのGMATは、「やること」よりも「やらないこと」を決めることが大切です。先人たちのGMATに対する苦労話は、耳を塞いでいても鼻から十分に入ってきます。そのため独学の場合は特に(!)、自分の勉強方法が正しいのか、このままやってて本当に700+Clubに入れるのか、毎日毎日不安が襲い掛かってきます。この感覚は、ビジネスにおける新製品開発やイノベーションを生み出す工程と同じであり、成功の保障もなく、十分なガイダンスも得られない状態で進めていく必要があるため、誘惑(新しい教材や予備校)になびき易い心理状況に置かれます。しかしながら、主軸はやはりOfficial Guideで、必要に応じて1セクション1冊くらい定番のテキストに絞り込み、繰り返すことです。「それ以外はやらない」と強く意思を固め、手持ちの教材を極めることが700+Clubへの近道だと思います。
自分の経験を元に、自分がもう一度ゼロからGMATを取り組む場合、以下のような流れにすると思います:
1. Official Guide巻頭のプレイスメントテストをやってみて、テスト形式を学ぶ。(3日)
2. 以下のテキスト→Official Guideの流れを、曜日ごとにセクションを変えて進める。正しい選択肢以外がなぜ回答になり得ないのかを考える(2-3ヶ月かけてじっくり)。覚えるべきことはポストイットに書いて壁に貼って、毎日読み返す。
a. 定番Manhattan GMATのSentence Correctionを一通りまわしOfficial Guideの最初の50問で演習。
b. 定番Powerscore Critical Reasoning Bible→Official Guideの最初の50問で演習。
c. 定番マスアカ付属ガイドに従い演習
3. Manhattan GMATから発売されているラミネートされたスクラッチペーパーを使って、毎日5~10問づつOfficial Guideを制限時間を設けてこなす(エラーログはつける)。2週間に1回Manhattan GMATのオンラインテストなりGMAT Prepなりをエッセイから全て通して体力をつける。また、一週間にテンプレ(GMAT ClubではChineseburnedが定番)に従ってAWAを書く。(1-2ヶ月)
4. 本番直前になったら、Official Guideの簡単な問題 (1-100番) をスピーディに解き、自信をつけ、感覚を研ぎ澄ます。(1週間)
■ エッセイ
こちらも予備校は使わずに対応したのですが、正解もなく、スコアで表れず、かつ、一度しか提出出来ないため、GMATよりも取り組みづらかったです。ただし、独学でも絶対に無理ではないし、基本的に取り組むべきステップはストレートかと思います。
1. 調べる:カウンセラーに頼らないので、定番Great Application for Business Schoolなどの本を読んで、何をどう書くべきなのかを勉強しました。ただし、Great Application for Business Schoolの例を読むと、あまりにもスーパーマンみたいな人(プーチンと対談したアプリカントとか)ばかりで、自分みたいに平凡な人生を歩んできた人はどうすれば・・・と凹みました。そこは、発想を変えて、例として挙げられている人も実は平凡な人生を送っているが、エッセイではスーパーマンのように書くことが重要なだけだ、と信じ込む必要はあります。
2. 卸す: このステップは、ある意味MBA受験プロセスの醍醐味みたいなところかと思うので、楽しく、でも、詳細に人生を振り返れば良いのではと思います。
3. 整える:IMDのアドミがYoutubeにエッセイの書き方についてコメントしていたのでIMD推奨のChallenge→Action→Result (CAR) ストラクチャを使うようにしました。自分はアウトラインは考えずに、書きながら考えてしまったので、最後になって内容がかなりブレてきているものも多くありました。そのため、クラシックにアウトラインから考えた方がベターだな、と、反省しました。あとはいかに文章の密度・濃さをあげていくかですが、ちょっとでも余分なフレーズは思い切って削除していくプロセスは、後々の仕事にも役に立ちました。ある程度書けたところで、在校生に見せたのですが、厳しくも愛情をもってレビューして頂き、リバイスし最終化しました。
■ 推薦状
IMDは3通必要だったため、前職の上司A(日本人)、前職の上司B(東欧人)、現職の上司(ドイツ人)にお願いしました。
推薦者とはそれぞれ個別にFace to faceし事前打ち合わせしただけで、あとは完全に彼らを信じて書かせました。そのため、日本人の元上司が書いた日本語を英訳した以外は(グレーゾーン?)、コンテンツに一切手を加えていません。しかしながら、後で見せてもらったら、東欧人の書いた推薦状は誤字脱字ばかり!また、ちゃんとどれくらいの文字数でって説明したにも関わらず、質問に対して1文だけで答えているのもあり、冷や汗ものでした。また、ドイツ人が書いたそれは、文章はしっかりしているものの、レーティングが著しく悪く、あとで調査した結果、お国柄ドイツ人のレーティングは厳しめとのこと(一番良い評価をしたら、それ以上伸びないでしょう的な)。
IMDの場合も、推薦者が学校側から直接推薦状へのリンクを受け取るため、本来であれば、自筆・代筆はすべきでないシステムです。YoutubeかどこかのインタビューでIMDのアドミが「文体から自筆しているかどうかなんてすぐに分かる、自筆と分かった瞬間Rejectとする」と言っていたのにビビったわけではないですが、インテグリティを重視するIMDでもあるので、潔く直球で勝負しました。
■ 志望校選定
準備開始当初からNon-USの1年制に絞って考えていました。実際にスイス・ドイツにいるヨーロッパ人の評価を聞くにもやはりIMD、LBS、INSEADの評価は欧州MBAの中でも抜きん出ているとの印象を受けました。その中で、非英語圏であること、1年制であること、リーダーシップへのフォーカスからIMD・INSEADに特に興味を持ち出しました(2015年1月スタートを目指していたのでLBSは出願のタイミングがあわなかったのもあり・・・)。インフォメーションセッション参加、アルムナイ/キャンパスビジットを繰り返すたびに、細かい違いはあるものの本質的にはIMD・INSEADのどちらにいっても幸せになれるだろうと強く感じていましたが、IMD・INSEADにオファーをもらう前&後、IMDをより魅力的に感じた理由は以下の通りです。(INSEADも本当に魅力的なプログラムでIMDで覚悟を決めるのが大変なのですが・・。)
1. 1000分の1になるか。90分の1になるか
INSEADの年間1000人、IMDの年間90人。どちらにもPros/Consがありますが、僕は1000分の1になるよりも、役割と責任を与えられた90分の1になれることに喜びを覚えました。GMAT Club等でよく見るのは「IMDにAcceptされた人はINSEADにもAcceptされるが、その逆は必ずしも成り立たない」という都市伝説。両スクールのアドミッションプロセスを経験して、その都市伝説は、あながち都市伝説でないことも感じました。単純に受験プロセスだけを比較したら、アルムナイ面接されるINSEADよりも、アドミに体の隅々まで舐めるように見られるIMDに認められた方が嬉しいと感じました。最終的には人それぞれ思うことは違いますし、これは自分の感性に従った結果であるというだけで、プログラムに関しては、またそこに受かるハイポテンシャルな人々は、どちらのスクールも本当に素晴らしく、世界の名門校と呼ばれる所以がそろっていると確信していました。
2. IMDで働く人のエンゲージメントの高さ
学校でも会社でもどんな組織でも、僕はそこで働く全ての人をエンゲージできたらと思うし、そんな組織の一員になりたいと思っています。IMDにコンタクトしたことのある人、ビジットしたことのある人、アプライしたことのある人は、IMDで働く人々の対応の良さに驚くと思います。親切でスピーディなアドミ、それぞれの事情を完全に把握して個別対応をしてくれる合格後サポートはもちろん、笑顔でファシリティーをメンテするスタッフ、そして、MBA生全員の名前と好きな飲み物を完全に覚えているカフェのおばちゃん。18歳から数えて海外生活9年目になりますが、日本の外でこんなエンゲージメントの高い組織は見たことがないと、心の底から感動しました。そんなIMDファミリーの一員になれることを誇りに思います。
以前転職するかしないかで迷っていたときに、前職の鈴木さんに、「選択肢が出来た時点で、どちらを選んでも後悔する」と言われたことを今でも覚えています。気持ち良い後悔をするために決断すること、決断した後は、自分の選んだ選択肢がベストになるように努力することが大事だと自分に言い聞かせています。
■ インタビュー
IMDのアセスメントデーは、噂通りのインテンシブさでした。アドミを介して自分のメアドを他参加者に回してもらい、前泊した晩にはメンバーの一部と食事し緊張を解しました。翌朝は8時からのプレゼン作成、インタビュー、プレゼン発表、ケーススタディ、と、丸一日の濃厚なスケジュールでした。この日はたまたま授業参観はなかったのですが、ケースを終えた後には極度の緊張と疲労ので意識が朦朧としていたため、正直早く帰れてラッキーと思ったのを覚えています。IMDのインタビューは、日本人が最も受かりにくいインタビューであると言われているようですが、あながち間違っていないなぁ、といった印象です。例えばINSEADのような1時間のアルムナイ面接x2とは大きく異なり、プログラムダイレクター、プロフェッサー、アドミが全力で評価して採用しに来る、企業への転職の面接よりもはるかに力の入ったプロセスにIMDネスを感じました。アセスメントデーだけでも年間50回近くはあると思うので、アドミの負担もばかにならないと思います。
アセスメントデーへの対策は特に必要ないのではないかと思います(と、いいつつだいぶ緊張してましたが)。アセスメントデーの2週間前くらいにケースが配られるのでそれを読むこと。プレゼンの内容をアルムナイ等に聞いて想定される問題を考えておくこと。他、もちろんインタビューでの基本的な質問の準備は必要ですが、最終的に、付け焼刃の対策は見破られると思います。逆に、その人の本質を見ようとしてくれるので、本当はそこそこの力があるのに緊張状態で本領が発揮できない人でも適正な評価をしてくれます。何より重要なのは、嘘を言わないこと。僕の聞いた限りでは、必ずそれぞれの弱みをつく質問(転職回数が多いとか、三流大学で低GPAだとか)が来るので、ひるまない、嘘はつかないことは大切です。
■ その他提出書類
顔写真、誓約書、大学の成績(今はデジタルで提出するっぽいです)
■ アプリ提出後
基本アドミッションから来たメールにも最低限しか返事しませんでした。その変わり、自分の提出した最初のラウンドまでは、書類の郵送が必要だったため、郵送する書類は手持ちでアドミに持っていきました。ローザンヌ在住のアプリカントですら多くは郵送するそうで、アドミに顔を売るには良いチャンスでした。あと、インタビューオファー待ちのプロセスは辛かったので、気持ちは完全に切り替えてインタビューオファーまでの期間はINSEADのアプリケーション作成で気を紛らわせました。
■ その他役に立たない情報
以下載せるべきか本当に迷ったのですが、あえて、疑問をのせておきます。「まずは自分の力を試してみよう」と言う人の背中を押せたらと思います。
アプリカントの金太郎飴化
IMDのエッセイにも定番Short term goalがありました。正直そんなに具体的なプランはなかったものの、特に盛ることも、受験用に修正することもなく思ったまま素直に書きました。様々な機会に、日本人のMBA卒業生&他校受験/合格者/エッセイカウンセラー等に僕のShort term goalを話す機会があったのですが、全員が口を揃えて「そんなんで良くIMD受かったね?!」と驚いてました。しかしながら、IMDのアドミッションだけが「君のShort term goalは凄く理にかなっていた」とのフィードバックくれました。
完璧なエッセイ、完璧な推薦状、完璧なアプリケーションを、経験豊富なアドミッションカウンセラーの優れた戦略の元につくることが、果たして他日本人のアプリカントとの差別化に繋がるのか、疑問に思ったりしませんでしょうか? MBAを目指す人は、日本の現状や常識に疑問を感じ、それを変えるためのツールを得るために死に物狂いでわざわざ苦労を買う人達だと思っています。そんなマインドを持った人の集まりですので、MBA受験を通じて、日本の根強い予備校文化、アプリカントの不安につけこんだ各種ビジネスに疑問を感じている人も少なからずいるのではないでしょうか?
ネット上での前例が決して多くない独学での受験は、前述の通り、”東京本社”の後ろ盾なしに海外で働くことや、製品開発でイノベーションを起すプロセスにも似て、毎日が不安との戦いとなります。そんな五里霧中での不安に、経験者からの苦労話、予備校の脅しが加われば、「常識」になびく気持ちも十分に分かりますし、僕自身も経験しました。「時間をお金で買う」といえば、凄くビジネスライクで格好よく聞こえます、ただ、ほんの少しだけ常識を疑ってみてもいいかもしれません。
もちろん予備校を使うことが悪いことだとは言うつもりは全くないのですが、予備校を使わないオプションがあまりにも議論されないのに違和感を感じていました。少しづつでも独学での受験体験談がネット上に増えていけば、少しづつ常識も変わってくるかなと思い、自分の体験談を掲載させて頂く事にしました。たかがMBAだと思います、「まずは自分の力を試してみよう」と言う人の背中を押せたらと思います。
■ 受験を振り返って
受験中、合格後、多くの人に支えられました。感謝しています。やっとスタート地点に立てました、これからも宜しくお願いします。2014.09.01, MT, MT.Switzerland2012@Gmail.com
■ 基本情報
【ハンドルネーム】YS
【進学先】ROSS
【他の合格校】なし
【途中辞退】
【WL】Kellogg, Berkeley
【不合格校】Wharton, Stanford
【年齢・性別】29歳・男性
【職歴】コンサルティングファーム勤務5年
【私費/派遣】社費
【最終学歴】国立大学経済学部
【GPA】3.0
【TOEFL】104 (R 29 L 27 S 20 W 28)
【GMAT】710 (V 34 M 51 IR 6 AWA 6)
【海外経験】なし
■ なぜ今MBA?
複数年間、グローバルな環境でリーダーシップを磨くことが最大の目的でした。大学院卒業後、5年コンサルティングファームで働き、ちょうどプロジェクトマネジメントをやり始めたタイミングで、今がベスト (逆に今を逃すと難しい)と感じたタイミングでした。あとは、ノーリスクな環境で多彩なプロジェクトにチャレンジが出来ることも、純ドメ⇒グローバルの転換に挑戦する上では非常に魅力的だと感じました。
■ スケジュール・費用
・スケジュール
私の場合は、バックグラウンドが純ドメスティックだったこともあり、
約2年半、じっくり時間を掛けるスケジュールで準備に取り組みました。
また、TOEFL、GMAT、Essay/Interviewは極力重ならないように対策を進めました。
(結果的に重なってしまった時期もありましたが、明らかに生産性が落ちてマイナスでした)
● 2011年秋: MBA留学を決意
● ~2012年秋: TOEFLに注力
* 2011年11月: 初回TOEFL(対策ゼロ)が70点で惨敗
* 2012年1~3月: AgosのTOEFL講座を幾つか受講
* 2012年8月: TOEFLで104点を獲得
* ~2012年10月: 月2回ペースで継続的に受験するも、スコアが上がらずGMATに移行
(合計13回受験)
* (2013年初夏にGMAT後、再度受験するも、結局スコアは上がらず)
● 2012年秋~2013年春: GMATに注力
* 2012年10~11月: AGOSのStrategy講座を受講
* 2013年1月: GMAT 1回目(680点)
* 2013年3月: GMAT 2回目(650点)
* 2013年5月: GMAT 3回目(710点) ⇒ 700点overを獲得できたのでここで終了
● 2013年夏~: Essay/Interview対策に注力
* 2013年6月: InterfaceのEssay Preparationコースに申し込み
* 2013年7~9月: 1st roundの出願書類作成
* 2013年10月: Wharton, Michigan, MIT, Berkeley出願
Interview Trainingを開始
遅い夏休みをとって、Campus Visit
Interview Training開始
* 2013年11月: Michigan, Wharton Interview
MIT不合格
* 2013年12月: Michigan合格、Wharton不合格
Stanford, Kellogg出願
* 2014年1月: Berkeley WL (と同時にInterview Invitation)
* 2014年2月: Kellogg, Berkeley Interview
* 2014年3月: Stanford不合格、Kellogg WL
・費用
合計略250万円
(エッセイ&面接対策130万円・GMAT対策30万円・GMAT / TOEFLの受験費用50万円(仕事でTOEFLをどたキャンすることが多発したため。。。。)・その他キャンパスビジット代など含む)
■ 予備校選び
TOEFL :AGOS,E4TG
GMAT :AGOS
エッセイ・面接:Interface
■ レジュメ
Interfaceのデバリエ氏に指導いただきながら、エッセイ作成プロセスの一番初めに取り組みました。ワードで3-5ページ分ぐらい、過去の経験/達成事項を箇条書きにして、デバリエ氏との議論を経て作成しました。完成後も、仕事のアップデート等があればこまめにアップデートを加えていました。完全ドメスティックの日本人には馴染みが薄いものだと思いますので、プロのアドバイスを受けながら作ることを強くおすすめします。
■ TOEFL
純ドメだったこともあり、受験プロセスの中で一番工数をかけました。色々工夫はしましたが、振り返ると当たり前ですが語彙を増やすことと、速読・リスニングの強化に尽きるように感じます。エクセルでリスト化した単語をラーニングカーブにそって何度も提示してくれる「Flashcards Deluxe」というiPhoneのアプリをつかって、移動時間にとにかく単語を覚えまくりました。あとは、Official GuideとBarron’sのリスニング問題でシャドーイングを繰り返し、リスニングの土台を作りました。スピーキングは、E4TGに通ったのが一番効果を感じました。リスニングとスピーキングのスコアが不安定で、結局最後まで各セクションのスコアが揃わず104点止まりになってしまいましたが、スケジュールを踏まえるとGMATに移行せざるをえないと判断してここでTOEFL対策を終了にしました。110点を取りに行くには、各セクションを「"調子が良ければ満点"ではなく、"ミスらなければ確実に満点"」というレベルに持ち上げる必要があると感じます。
Reading
● 一番満点を安定して狙いやすいセクション
* 3~4問間違えても、28点ぐらいでる
(TOEFL Practice Onlineとかいうオンライン模試/オフィシャルガイドをやった感覚)
● ある程度の速読とボキャビルをしっかりやれば、時間にも余裕ができるようになる
● 後は、オフィシャルガイド/Barron'sで問題傾向に慣れれば十分だと思います
Listening
● 個人的には一番安定させるのに苦労して、最後までスコアが不安定だったセクション
* 模試の採点傾向では、3~4問間違えると、一気に25-26点ぐらいになる
● 対策としては、Readingでのボキャビルに加えて、とにかくTOEFLっぽい教材を聞きまくる・シャドーイングしまくる、という王道しかないという印象
* 投下工数に対して成果を実感しにくいが、とにかく反復を続けるしかない。
一定期間以上努力を続ければどこかでbreak throughする
* シャドーイングを地道に3カ月ぐらい続けたら、おおよそ聞きとれるようになりました
● ちなみに、『CNNを聞く』などはコンテンツの質が違いすぎるので、英語力の素地として
いずれはやるべきですが、TOEFL対策としてはROIが低いと思います
* スコアが~25点のとき: そもそも、TOEFLレベルの聞き取りやすい英語が聞けていない
* スコアが25点~のとき: 選択肢の選び方、メモの取り方などの練習をした方が、スコアが上がる
Speaking
● 帰国子女等でなければ、即、Donald MillerのE4TGに行って、攻略の仕方を身につけるべき
("正しい答え方"を身につけないと、スコアを上げるのが難しい)
● 私の場合は、回答中の意識の比率が『コンテンツ』:『言い回し/タイムマネジメント/発音』=2:8ぐらいになったところで22~23点が出るようになりました
* 『コンテンツ』については、Donaldの方法論を身につけたら誰でも出来るようになる
Writing:
● AGOSのコースだけ受けて、しばらく練習したら毎回28点で安定するようになりました
* 特に、Indegrated (テキストのReadingと講義のListeningをまとめる) については、
AGOSのテンプレートが超強力
* Independent (お題に対してEssayを書く) については、回答パターンだけおおよそつかめばそんなに難しくない
* 後は、『安全な表現』で書ききることに徹するのみ。難しいボキャブラリ/構文、前置詞をonかinか迷うような表現、などは絶対に使わない
<使った教材>
TOEFL Official Guide
● お勧め度: ★★★★★
● とりあえず、一番初めにやってみるべき。
Barron's TOEFL iBT
● お勧め度: ★★★★★
● TOEFL Official Guideで問題数が足りなければ、出題傾向/難易度が一番TOEFLに近い
* テスト8回分問題があって、最後の1~2回目は本物よりややむずかしめ
* これ以外の問題集は、どれも出題傾向/難易度が違ってあてにならない/役に立たない
* SpeakingとWritingは本番と傾向が違う
TOEFLテスト英単語3800
● お勧め度: ★★★★★
● TOEFL学習者のほぼ全員が使っている単語集。レベル3までは必須
* 私の場合はレベル3の半分ぐらいまでちゃんと覚えたタイミングで、Reading Sectionが満点付近で安定するようになりました
Flashcards Deluxe (iPhoneアプリ)
● お勧め度: ★★★★★
● エクセルでリスト化した英単語を、ラーニングカーブに沿って出題してくれる単語カードアプリ
* これを持っているだけで、効率よく覚えられます。集中的にやった時期は、1カ月に1,000単語弱のペースで覚えました
* TOEFLテスト英単語3800のエクセル打ちこみ作業が面倒ですが、ROIはプラスです
* どうしても単語を打ちこむのが面倒であれば、USA Clubというサイトで売っているTOEFL/GMAT教材の中に単語/イディオムのリストが入っていて、そのまま使えます
* 2012年時点の話なので、今はもっと良いアプリがあるのかもしれません
TOEICテスト900点・TOEFLテスト250点への王道
● お勧め度: ★★★★☆
● このころとテスト形式は変わってしまっているが、モチベーションが上がる。やる気が出る。英語に苦手意識があったとしても、このぐらいやれば出来るようになるんだ、という気持ちになる。
ダイアローグ1800
● お勧め度: ★★★★☆
● リスニングが苦手な人にとっては、シャドーイングの入門用にちょうどいいレベル
* このレベルで分からないイディオムがたくさんあれば、ある程度覚えておいた方がいい
究極の英語学習法 K/H System入門編
● お勧め度: ★★★★☆
● シャドーイングのやり方がかなり丁寧に書かれているので、シャドーイングを始めた初期に読んでみて、かなり参考になりました
LONGMAN TOEFL テスト iBT受験特効薬シリーズ
(LONGMAN Preparation course for the TOEFL test iBT)
● お勧め度: ★★★☆☆
● 単元別の出題パターンが割と丁寧に整理されているので、予備校に行かない代わりに読んでみました。出題パターンを覚える意味ではいいですが、Official GuideとBarronsだけやれば十分だと感じます
<使った予備校>
E4TG (TOEFL Speakingに特化した予備校)
● お勧め度: ★★★★★
● いつもWaitlist待ちの状態なので、早めに申し込んでしまうべき。
AGOS
● お勧め度: ★★★★☆
● WritingはAGOSのテンプレートを使うようになってから、非常にスコアが安定しました
(特にIntegrated Writing)
■ GMAT
MBA受験でもっとも苦労したパートかもしれません。努力とスコアの相関の見えにくさから、非常に苦しめられました。最終的に振り返ると、「いかに正確に、早く読めるか」という基礎的な英語力が最後にものをいうように思います。Official Guideの問題で正答率95%、Gmat Prepで700点overが何度も出るようになってから受験しても本番ではなかなか700点を超えず苦労しましたが、最後に2ヶ月ほどボキャビルと速読の練習に注力したところで、ようやく700点overを獲得できました。
● 採点/出題形式にかなり癖があるため、純粋な勉強以上に、テスト形式への慣れが必須
* 実際の正答数とスコアは無相関で、出来たつもりでも全然スコアが出ないことも多い
* 私の場合、GMAT Official guideとAgosのWhitebookという問題集の両方を何回も解きまくって、正答率95%まで持っていっても、本番ではなかなか700点が出ませんでした
⎫ 初回: GMAT prepで720点出たし受けてみるか ⇒ 680点
⎫ 2回目: 上記の教材で正答率95%/平均回答時間1分までやりこむ
(GMAT prepも700点over) ⇒ 650点
* その後、GMAT prepで、採点形式への慣れを高めていった結果、ようやく710点を獲得
(以下、私が採点形式への慣れを通じて作ったルール/ノウハウの例)
⎫ タイムマネジメント:
残り時間を75分/0問目、60分/9問目、45/18問目、30分/27問目、15分/36問目になっていたらon track、そこから2問以上外れたら軌道修正が必要、と考えて、15分おきにスピードをチェック
⎫ 注力の置き方(1):
最初の5問で1問でも間違えると700点取れる確率が一気に下がるから、
時間を掛けても絶対正答する
⎫ 注力の置き方(2):
35問目以降で出てきたRC(長文でスクロールが必要な場合)はROIが低いので捨てる、等
* 3回目の受験で710点が出たのですが、この頃はGMAT prepでは700点台後半が当たり前でした
● 一方で、テクニック重視のテストに見えて意外とボキャブラリ・速読力が重要になる
* 単語力/読むスピードが不足していると、スコアが全く安定しない。TOEFL Readingで安定して30点が出せる人でも、GMATの方が、語彙が難しい・ジャンルが違うので、+αが必要になると思います
● Mathが得意な方はかなり時間が余ると思うので、あまり時間でメモ用紙にVerbalで選択肢を消していくためのチェックボックスのメモを作ると便利です
※ ↓みたいなのを書いておいて、一番左の列のように消去法のメモに使う
<使った教材>
The official guide for GMAT Review
● お勧め度: ★★★★★
● これをやりこむことがほぼ全て。全問、回答の理由を人に説明できるようになるレベルまでやりこむべき。
* iPad用のアプリにもなっていて、タクシーや電車の中でやるにはかなり便利。
iPhone版もあるが、画面が小さすぎて使いにくい
White Book (AGOSのGMAT Verbal Strategyのテキスト)
● お勧め度: ★★★★★
● これも、バランス良く色々な過去問が集まっていて、非常によくできている。AGOSが独自の基準で作った問題の"重要度"と"難易度"が設定されていて、映像での解説があるのも役立つ
The official guide for GMAT Verbal Review
● お勧め度: ★★★★★
● Verbalの問題だけのOfficial Guideで↑の全体版とは問題が違うので、こちらも併せてやるのがお勧め
GMAT prep
● お勧め度: ★★★★★
● 上述の通り、唯一のCAT形式を本物と同じアルゴリズムで練習できる公式ソフト。必須。
GMAT King
● お勧め度: ★★★★☆
● Official Guideの問題を、パソコン上で解くソフト。
パソコン上で問題を解くことに慣れる意味で、かなり便利。
Manhattan GMATのSentence Correction
● お勧め度: ★★★★☆
● GMAT独特の文法ルールを詳しめに解説している本。多くの人は予備校のテキストだけで十分だと言っていますが、私の場合はこれも併読するとかなりルールが頭の中で整理されました。
* 同じシリーズでCritical ReasoningとReading Comprehensionもあり、SCほどでないですが参考にはなります。
"マスアカ"
● お勧め度: ★★★★☆
● GMATのMathのバイブルと言われている本。オンライン通販で入手可能。ひっかけ問題のパターンなどをザーッと流し読むのには役立ちましたが、Mathが得意な人は不要かも。
<使った予備校>
AGOSのGMAT Verbal Strategy
● お勧め度: ★★★★★
● GMATがどういうものか?というのを理解する意味で、まず一番初めに受けるべき。
* GMATが『何を勉強すべき』で『何は勉強しなくていい』テストなのかが、
最初非常に分かりにくいので、何かやる前に即受けたほうがいい
* 他にも、SC専門のY.E.S.という塾や、関西にある濱口塾などが有名なようですが、
行ったことがないので分かりません。行った人は、みんな非常によかったと言っています
■ エッセイ
MBA受験の最重要パートであるEssayについては、InterfaceのDevalier氏にお世話になりました。以下、特にDevalier氏が優れていると感じたポイントです。
<Devalier氏のよかったところ>
● Devalier氏自身がビジネス・日本の文化に深い造詣があり、『何がAdmissionに受けるか?』の視点でコンテンツについて議論ができる
* Devalier氏自身がビジネスに関する造詣が深い。たとえば、コンサルティングのプロジェクトについて、"俺も似たようなことをやったことがある。これは、こういう角度から語るべき話じゃない"などの指摘を貰える
● 最新のビジネストピックやテクノロジーにも非常に詳しく把握・理解している
● 週1回、絶対にリスケできないスロットが帯で決まるので、ペースメーカーになる
* 特に私の場合は、受験期も仕事が非常にハードワークでペースを乱されがちだったので、非常に効果的でした
■ インタビュー
Interviewについても、Devalier氏には非常にお世話になりました。渡しの場合は個別のカウンセリング枠内での練習と、Group Trainingの両方を活用しました。特に、Group Trainingは、ROIも高いので非常にお勧めです。
基本的には
● Essayで書いた内容をちゃんと自分の口で、英語で語りきる
● あなたにとってLeadershipとは何だと思うか? 系のテーマで議論できるように考えをまとめておく
● 学校への関心の高さをはっきりと示す
* 授業、有名な教授の名前は暗記して話題に混ぜる
* Intervieweeの名前が分かる場合は、Facebook /Linked-inでバックグラウンドを調べて、
Specificな質問/話題を用意しておく
* 各校に、最低5つは「Webで調べても、自分で考えても分からない気のきいた質問」を用意する
をきちんとやる、という当たり前のことを、事前にキチンと準備する事が重要だと思います。Devalier氏との厳しいトレーニングの後だと、本番はかなり楽に感じると思います。
■ キャンパスビジット
時間が許す方は、ぜひ行くべきだと思います。ウェブや日本でお会いできるアラムナイの方々からの情報も非常に貴重ですが、実際にキャンパスに行ったり授業を受けたりすることでしか得られない情報・リアルなイメージは大きいと思います。私の場合、1週間で7校を回る超ハードスケジュールでしたが、ビジットを通じて志望順位が大きく変動しました。エッセイに厚みを出す意味でも、アプライ前にビジットが出来ると一番いいと思います。
■ 基本情報
【ハンドルネーム】Aki
【進学先】UC Berkeley(Haas)
【他の合格校】UCLA(Anderson), UC San Diego(Rady)
【途中辞退】なし
【WL】なし
【不合格校】なし
【年齢・性別】32歳・男性
【職歴】経営コンサルティング4年、米系バイオ企業3年(マーケティング)
【私費/派遣】私費
【最終学歴】東京大学大学院工学系研究科
【GPA】3.5
【TOEFL】105 (R 28 L 26 S 23 W 28)
【GMAT】730 (V 40 M 50 IR 8 AWA 4.5)
【海外経験】殆ど無し(出張ベースでアメリカ、アジア各国等)
【コメント】
純ドメ、私費、30代等、あまり魅力ではないと言われているバックグラウンドでしたが、幸いにも合格することができました。海外経験が無いことは、言語や文化的なフィット感等の観点からハンデになり得ますが、そのような状況を乗り越えた例としてご参考いただければ幸いです。
私はGMATに時間を要したため、志望校を極力絞り込んだ上でエッセイや面接準備に取り組みました。最終的にGMATのスコアを固めたのは12月上旬と非常に遅い時期になってしまいましたが、多くのスクールに出願する必要のある方は、早目にGMATのスコアを固めてエッセイ等の準備に取り掛かられることを強くお勧めいたします。また、実際に自分の目で見聞きしたことが、そのままエッセイの執筆内容や面接で話す内容に結びついたため、キャンパスビジットを行われることもお勧めいたします。
■ なぜ今MBA?
私が所属していたバイオ業界の本場であり、投資→研究→ビジネスのエコシステムが構築されている米国において、起業家・投資家・研究者とのネットワークを広げたいと思ったことが、MBAを志望した最も大きな理由です。また、前職にてグローバル会議に出席した際の経験等から、グローバルなメンバーから構成されているチームで議論をリードするスキルが重要と痛感し、チームプロジェクトが多く存在するMBAはこのスキルを習得するにあたり非常に魅力的でした。
■ スケジュール・費用
・スケジュール
2012年5月:TOEFL対策開始、英単語暗記、AGOS受講(主にReading, Listening)
2012年9月:TOEFLの点数が90点台で伸び悩み、E4TG受講(Speaking)、添削サービス使用(Writing)
2012年11月:TOEFL 105点(提出スコア)
2012年12月:GMAT対策開始、YES受講 (SC)
2013年4月:Affinityにてカウンセリング受講、キャンパスビジット用にレジュメ作成
2013年4~5月:GW中にキャンパスビジット(Haas, Anderson, Rady)
2013年5月:GMAT Prepで620点、Affinityに入学(SC, CR, RC)
2013年8月:GMAT 640点(1回目)
2013年10月:GMAT 650点(2回目)、Affinityの演習クラス等受講
2013年12月:GMAT 730点(3回目)、エッセイ執筆本格開始、江戸義塾受講
2014年1月:Haas, Anderson, Rady出願、 Andersonインタビュー
2014年2月:Radyインタビュー・合格
2014年3月:Haasインタビュー・合格
2014年4月:Anderson合格
・費用
合計約250万円
(TOEFL対策、GMAT対策、エッセイ&インタビュー対策、レジュメ対策、キャンパスビジット代等)
■ 予備校選び
TOEFL:AGOS(Reading, Listening)、E4TG(◎、Speaking)、John(Writing)
GMAT:YES(SC)・Affinity(◎、SC, CR, RC)
エッセイ&インタビュー:江戸義塾(◎)
レジュメ:John Couke氏
留学・学習カウンセリング:Affinity(◎)
(◎:特に良いと感じたサービス)
■ レジュメ
Affinity佐取先生のアドバイスにより、GWのキャンパスビジットに備えてレジュメを作成しました。レジュメの内容は、John Couke氏とともに1週間程度で書き上げました。作成の際には、以下の点に気をつけました。
・今までの学業・ビジネス・課外活動の経験に流れを持たせる
・強調したい業績については、具体的な数字を入れる
・何か聞かれたときのため、頭の中に要約を用意しておく
■ TOEFL
元々暗記が大嫌いでしたが、先輩方のブログ等の情報をもとにまずは英単語の暗記が必須と判断し、まずはTOEFLテスト英単語3800のRank3までを暗記しました。これにより、英語の全般的なinputの速度が上がりました。ただし、Readingについては英単語学習後は特に問題がなくなった一方で、Listening, Speaking, Writingはテコ入れが必要でした。
(Listening)
TOEFLのリスニングに慣れるため、OGの問題を1.5倍速にして聞き込みました。また、英語を聞くことへの興味を失わないようにするため、TED等を聞いていました。
(Speaking)
最高19点だったのが、E4TGにて効率的にテクニックを学んだ結果、2か月間受講した後すぐに23点までアップしました。また、E4TGにて提供されているBrian Walker氏のpronunciationクラスも受講し、これにより普段は意識していなかった発音の方法を学ぶことができました。
(Writing)
Johnという個人添削サービスが提供しているテンプレートをもとに、語数を多く書くように練習をし、安定して高得点を出すことができるようになりました。
(その他)
TOEFL学習の最後の方は、ほぼ毎週TOEFL iBT Complete Practice Testを受験し、本試験のスピード感や時間配分に慣れることを心がけました。
■ GMAT
GMATで目標点を叩き出すために1年の時間を要しました。
GMAT本試験やGMAT Prepを受け続けて感じたことは、特にSCが複雑になってきているということです。例えば、SCで2~3個の選択肢に絞り込んだ後の最後の論点で判断に迷うものが、OGに比べて本試験で(本番の独特の緊張感のせいかもしれませんが)格段に多いように感じました。よって、現在点数が伸び悩んでいる方は、本試験レベルに近い問題を数多くこなすこと、必要であればそのような問題を提供してくれる予備校に通うことも選択肢の一つとして検討されてもよいかと思います。
また、GMATは人によってとるべき戦術が全く異なる試験です。私はSCとRCを全問解くことを目標とし、CRはかなりの問題数を捨てましたが、Vで40を獲得できました。人によっては全問を解き切って高得点を得た方、前半の30問に心血を注いで高得点を得た方もいらっしゃいます。自分の強みがどこにあるのかを認識した上で、どのように時間を配分するのかを考えることが成功要因の一つと考えます。
(SC)
GMAT対策開始後、OGを独習しつつ、YESを受講。吉井先生の軽妙な語り口に引き込まれ、楽しんで学習できました。ちなみに、YESの文法クラスは本当におススメです。「大人の英語」を学ぶことにより、その後米国本社とメールでやり取りする時等、特にwriting力の向上を実感できました。
対策を初めて4か月経った後に受けたGMAT Prepのスコアが620点(V23)で、目標の700点との乖離に焦りを感じました。Affinityのカウンセリングで、純ドメかつ理系の自分には理詰めの学習法が適していると実感し、SCの戦略クラスおよび演習クラスを受講。本試験レベルの問題の論点および、各論点で選択肢を削れる理由を徹底的に頭に叩きこんだ結果、徐々にSCの実力が伸びていきました。特に12月上旬に受験した3回目のGMATでは、約5問のSCの問題で、今までであれば最後の論点で誤答を選んでいたのが1回立ち止まって考えることで正答を選ぶことができ、目標点を獲得しました。
(CR)
OGおよびAffinity授業で学習。評判通り、非常にわかりやすい解説でした。ただ、私の中ではSC, RCと比較して相対的に苦手だったため、最終的にはCRにはあまり時間をかけない戦術を選択しました。
(RC)
OGおよびAffinity授業で学習。米国で重視されている価値観に踏み込んだ解説で、各設問の背景を思い浮かべながら解くことができるようになりました。
(AWA)
Affinityの一日クラスを受講し、その後は添削サービスを数回使用しました。
(Quantitative)
マスアカを1回通し、Affinityの一日クラスを受講しました。元々理系でQuantに苦手意識が無かったため、学習時間のほとんどをVerbalにつぎ込みました。
(IR)
GMAT Prepを数回解き、問題のパターンを把握するにとどめました。
(その他)
GMAT対策では、本試験レベルの問題に多く触れることが非常に重要なため、GMAT Prepの問題は貴重な学習材料です。ただし、テストの問題を数回解くと問題の内容があらかじめ分かってしまいスコアが全く参考にならなくなるので、3回程度解いた後は、間違った問題を誤答集として頭に叩き込みました。
■ エッセイ
前年にトップスクールに合格していた友人の紹介で、江戸義塾のEdward Lee氏(Ed)にカウンセリングをお願いしました。Ed氏は質問に対する素早い的確な返答、各校の求める人材像を考慮したアピールすべき強み・独自性の提案等、非常に質の高いサービスを受けることができました。
GMATの目標点を獲得してから2nd roundの締め切りまで1か月と時間がなかったため、志望度の高い3校に絞ってエッセイを執筆しました。
私は前述したとおり、純ドメ・私費・30代とあまり魅力的ではないと言われているバックグラウンドであったため、エッセイ作成の際には特に以下のポイントに気を付けました。
・自分のキャリアの独自性を打ち出すこと
私の場合は、合格者のバックグラウンドとして比較的多いコンサルティング経験と、比較的割合の少ないバイオ研究経験やバイオ企業におけるマーケティング経験の両方を持っていることを独自性と考えて強調しました。
・英語力への懸念を払拭すること
海外経験の少なさからAdmission officeに英語力の不足を懸念される可能性が高いと考え、日常的に米国本社とコミュニケーションを取っていることをエッセイに盛り込みました。
志望校の求める人材像と自分の強み・独自性を突き合わせることが非常に大事だと思いますので、志望校を研究される際にはこのような視点を持っていただければ幸いです。
■ 推薦状
私費であったため勤務先には内密にしていましたので、他社に勤務中の元上司の方々に推薦状の執筆をお願いしました。深い内容の推薦状とするため、職位にはこだわらず、接点の多さという基準を最重視しました。
■ 志望校選定
なぜ今MBA?の項と若干重複しますが、志望校選定の際は以下の基準を重視しました。
① バイオ/ヘルスケア業界の起業家・投資家・研究者とのネットワークを構築できる環境にあること
米国における当産業への投資額の多さから地域を絞り込みました。
② Internationalの学生でも議論をリードできる、協力的なカルチャー
勤務していた会社の本社がサンフランシスコにあったため、出張で訪れた際に西海岸のopenな雰囲気を肌で感じていました。また、キャンパスビジットを行った際に、訪問したUCの3校ともに協力的な雰囲気が感じられ、志望度が上がりました。
③ バイオ/ヘルスケアのマーケティングに関連した授業を受けられる機会があること
特にHaasはMPHというヘルスケアと関連の深い学位の授業も取ることができるため、これがHaasの志望度を上げる大きな要因となりました。
④ 天候等の住環境
西海岸は特に天候の良さが魅力です。
■ インタビュー
Andersonからインタビューの通知をいただいた1月中旬からHaasのインタビューを実施した3月中旬まで、インタビューの準備を継続して行いました。手法は、Skype英会話による日常的な練習と、Ed氏とのい面接直前のシミュレーションを併用しました。最初は想定問答に対して原稿を作成・暗記していましたが、Skype英会話の先生、Ed氏の双方から、ロボットみたいで不自然とのコメントをいただいたため、徐々に要点のみをおさえた自然な会話を行う練習に移行していきました。結果、想定していた質問以外が来た場合にもある程度自然な返答ができるようになりました。
インタビューは合否を決める大事なステップのため、平常心で臨むことは難しいかもしれませんが、これが最後のステップなのだから面接官との会話を楽しもうといった心境を心がけると、自然な会話となり結果的に面接官に良い印象を与えられると思います。
■ その他提出書類
大学の成績証明書および卒業証明書を提出しました。
■ アプリ提出後
インタビュー対策を行いました。
■ その他役立つ情報
(キャンパスビジット)
キャンパスビジットを行った実績そのものが志望校の心証を変えるかどうかは分かりません(現に多くの学校のウェブサイトにおいて、キャンパスビジットの有無が合否に影響を与えることはないと記載されています)。しかし、私個人としては、志望度の高い学校へはビジットを行った方が良いと考えます。実際に学校の雰囲気を感じることができますし、在校生の方との会話を通して自分の知りたい深い情報を得ることができるからです。エッセイ執筆の際に、ビジットの際に聞いたこと・感じたことを大いに反映させることができ、結果として質の高い内容を短期間で練り上げることにつながったと考えています。
(英語力強化)
留学後は真の英語力が必要となるため、早い段階で合格された方は特に、映画やニュース等で生の英語に数多く触れておくことをお勧めいたします。
■ 受験を振り返って
MBA受験は長く苦しいプロセスでしたが、同時に自分とは何者か、何をしたいのかを深く考える貴重な経験を積むことができました。特に、海外経験がない私にとっては言語の壁は思ったよりも大きく、結果としてTOEFL・GMAT対策合わせて1年半という長丁場となってしまいました。この期間を乗り切るためには、留学によって何を成し遂げたいのか、ということを受験対策の初期に考え、これをモチベーションとして持ち続けることが大きな助けになると思います。また、多くの方が忙しい仕事の合間を縫って受験対策を行うため、当初の想定と異なる状況に置かれることが予想されます(私の場合はエッセイにかけられる時間が1ヵ月と超短期間になってしまいました)ので、バックアッププランを考えておくことも重要と考えます。時間・気力・体力が必要となりますが、合格通知の瞬間、苦しかったことをすべて忘れることができます。
最後になりましたが、長文をお読みいただきありがとうございました。皆様の成功を心より祈念しております。
■基本情報
【ハンドルネーム】 ギャルソン
【進学先】 HEC Paris
【辞退】 IE
【不合格校】 LBS, IESE, ESADE
【年齢・性別】 31歳 男
【職歴】 日系コンサルティングファーム5年、外資系コンサルティングファーム2年
【私費/派遣】 私費
【最終学歴】 慶應義塾大学経済学部
【GPA】 2.5 (泣)
【IELTS】 IELTS 7.0 (ただし出願時は6.5) L:7.0、R:8.0、W:6.0、S:6.5
【GMAT】 600(泣)
【海外経験】 大学時代にアメリカに短期留学、あとはプロジェクトでの出張と旅行
【コメント】 男・私費・純ドメ・低スコアでもきちんとした出願戦略を練れば上位校でも合格できると思います。受験は非常につらい時期もありますが、乗り越えることができれば単に合格するだけでなく、過去に受験を経験した先輩や友人とのネットワークなど貴重な経験も得られますのでぜひチャレンジしてみてください。あと、IELTSはおススメです。
■ なぜ今MBA?
・コンサルティング業界で7年間働いてきたが、IT、人事など分野特化型であり、キャリアアップのためにストラテジーやマーケティングなどを含めた体系的なスキルを身につけたい
・年齢を考えると大きなキャリアップやチェンジを狙うにはこのまま仕事を続けるよりもMBAという“飛び道具”がほしい
・近い将来海外に出たいという思いがあり、そのために必要な経歴、英語力、スキルを身につけたい
・人生の大部分を日本で過ごしてきたため、Diversityな環境で自分の価値観を一度リセットしたい
■ スケジュール・費用
スケジュール
2012年9月:MBA受験開始
2012年11月:IELTS初回5.5 以降毎月受験
2013年1月:濱口塾入塾
2013年2月:IELTS 6.5、GMATとの同時並行開始
2013年6月:GMAT初受験 520 (M:48 V:15 )
2013年8月:カウンセラー探し、Jeffに決定、IELTS, GMAT, Essayの3重苦生活
2013年8月:GMAT2回目 570 (M:49 V:19)
2013年10月:GMAT3回目 600 (M:50 V:22) 出願スコア
2013年12月:GMAT4回目590 (M:49 V:22) 年明けの出願を断念
2014年1月:GMAT5回目570 (M:49 V:19)
もう1年延期はしたくなかったのでカウンセラーと相談のうえ、一か八かこの状態でアプライを決意
2013年2~3月初旬:5校にアプライ
2013年3月:IE,IESE,ESADE,HECからインタビューインビテーション
2013年3~4月初旬:4校のインタビュー
2013年5月:HECから合格通知!!(受験終了)
費用
・予備校代:約150万
・受験料:IELTS 約30万(12回)、GMAT :約15万(5回+リスケ代)
・参考書代: 約5万
合計:約200万
■ 予備校選び
・GMAT:濱口塾(35万)
・IELTS:GLアカデミア、UK-Plus(ライティング、スピーキングのみ、計15万)
・エッセイ:Roah Consulting(80万)
・インタビュー:Matthew×5回(8万)、
■ レジュメ
8月からJeff(エッセーカウンセラー)と共同で1週間くらいで書き上げました。気を付けたのは以下の点です。
・ビジネス経験、海外経験、課外活動経験をバランスよく組み込む
・なるべく多くのプロジェクト経験やスキルがあることを示す
・金額、人数、期間など具体的な数値を入れる
■ IELTS 最高L:7.0、R:8.0、W:6.0、S:6.5 Overall:7.0
最低:Overall:5.5
最初からヨーロッパ1本だったため受験の早い段階からIELTSに絞って勉強しました(TOEFLは最初の2回ほど受けて玉砕しましたが、友人からIELTSの存在を教えてもらい、その後はIELTSに専念)。TOEFLと比較してLとSのスコアが取りやすいため、これらが苦手な方、時間がない方、ヨーロッパしか狙っていない方はおすすめです。参考書や予備校の講座も私が受験を始めてから1年半の間にかなり充実してきたと思います。ただし、TOEFLと比較して申し込み~受験~結果、までに時間がかかること、また、最近受験者が激増していることなどから早めに数回分を申し込んだほうがよいと思います(1回あたり2.5万円かかるので、申し込むたびに泣きそうになりますが)。東京近辺に住んでいる方であれば横浜でも受験でき、こちらは1日で受験が終わるのでおススメです。受験の忙しい時期に土日両方をつぶすのは痛いです。
使用した参考書:Cambridge7~9、TOEFL3800、雅思考官IELTS Speaking (中国で売られている参考書で中国のAmazonで買えます)、他TOEFLのリスニング用教材
単語:TOEFL3800のRank3まで覚えれば十分だと思います。最近はIELTS専用の単語集も出ているようなのでそのほうがよいかもしれません。
L:TOEFL用のCDを聞き込んだ後、Cambridgeで問題演習という形で対策しました。IELTSのLではポーズの時間にどれだけ問題文、設問文を先読みできるかが勝負なので速読力も重要だと思います。また、一般的には1→2→3→4の順に難しくなると言われていますが、個人的にはディクテーション形式の4よりも選択問題が多い3のほうが難しいと感じました。
R:制限時間は厳しいですが、高得点がとりやすく、WやSが苦手な人にとってはここで稼ぐ必要があります。Rではある程度の語彙力と読解力があればあとはテクニカルな要素が強いので、予備校等で解き方を教わり、あとはCambridgeで練習すれば7は固いと思います。
W:最も苦労しました。最後まで7.0は取れませんでした。あまり語れることはありませんがTASK1は使う表現、単語をストックして決めておくこと、TASK2でも汎用的に使いまわせるネタをいくつか持っておき、なるべくそこにもっていくようにすることで安定的にある程度の点は取れました(6.0-6.5)。自分の場合TASK1に時間を使いすぎて2を急いで書かなければならないことが多かったので1を15分くらいで書き上げるようにすれば余裕のある回答ができるはずです。IELTSのライティングは実際の採点を行ったことがある方から直接添削を受けてみないとどこが悪くて点数が出ないのかがわかりづらいので、予備校やオンラインレッスンを利用したほうがよいと思います。
S:上記の中国の参考書が最高です。受験熱が半端じゃない国で作られているだけあって最低基準を明確にしたうえで、「何を話せば高得点がでるのか」を示しています。この本にある構文を暗記して、本番は不自然にならない範囲でゆっくりしゃべることを心がければ7.0(最低でも6.5)取れると思います。日本でIELTSを受験する場合、面接官は日本人の下手な英語に慣れているためか?スピードが遅くても減点されません。したがって暗記で対応できない部分を頭の中で考える時間を残すためにもゆっくり話すことが大事だと思います。またパート2は2分未満で終えるよりも2分を過ぎて試験官が止めるまで話し続けると高得点が出やすくなります。したがって、与えられた4つの質問の他にも2つくらい自分で質問を設定して合計6問くらいの設問に答えるつもりで臨むとよいと思います。
■ GMAT
使用した参考書:濱口塾の教材、マスアカ
非常に苦労しました。ここで語れることはあまりないので他の方の体験談を参考にしてください。(私は濱口塾に通って、結果がでませんでしたが周りの受験仲間には700 overがたくさんいます)。アメリカの学校と違って、ヨーロッパの場合はトップ校でもGMATのスコアにはあまり厳しくないところが多いのでここでの高得点が無理だと思ったら他で勝負と割り切るという戦略もありかもしれません(LBSでも600前半で合格する方がいらっしゃいます)。IEではGMATの代わりに独自テストがあるのでそれで受ける手もあります。また、抜け道としてGMATの代わりにGREで受験するという方法もあるようです(一部受験できない学校もあります)。
■ エッセイ
男・私費・(ほぼ)純ドメ・低スコア・低GPAの自分にとってはここで勝負でした。8月から何人かのカウンセラーとコンタクトを取って、バックグラウンドが近く、一番相性がよさそうなJeffを選びましたが、結果これが私の受験における一番のDecision Makingでした。上記のスコアでもほとんどの学校でインタビューまでたどり着けたのは間違いなくエッセイの質が高かったからだと思います。①合格者のエッセイの読み込み→②ネタ出し→③Why MBA作成→④個々の学校のエッセイ作成の順で進めました。
① 合格者のエッセイを参考にして、トップ校の合格者の経験レベル、内容の深さなどレベル感を把握しました(最初はレベルの高さにビビるかもしれませんが、最終的には同じくらいのレベルのものができるので過度に心配にならなくてよいと思います)。
② 非常に重要なステップです。幼少期から学生時代、現在まで、仕事、趣味、ボランティア、海外経験まで色んな観点からできる限りリストアップしました。
③ カウンセラーと2,3回ディスカッションしながら作成しました。最初はかなり漠然としていましたが、うまくJeffがコーチングして一貫性のあるストーリーに仕上がりました。ここで短期間でぶれないものを作れたことは、テストスコアで苦しみ続けてエッセイにあまり時間が割けなかった自分にとって非常に大きかったと感じています。
・自分の生い立ち~学生時代→これまでの仕事→MBA取りたくなったきっかけ→Short-term Goal→Long-term Goalというストーリーが伝わるように書く
・Short-term Goalは現実的に書く。今と卒業直後にありたい姿のギャップを埋めに必要な要素を具体的かつ、それらがMBAプログラムで得られることがわかるように書く。
・本音にこだわりすぎない。エッセイに書く内容と自分の本当の本音は別のものであってもよい(エッセイではあくまでもストーリーやロジックを重視し、でも本音では“よりよい仕事に就きたい”、“とにかく留学したい”、“今の仕事で将来が見えないからキャリアチェンジしたい”でも全然アリだと思います)。
④ 設問数の多い学校から作成することで3校目あたりからは数日で書けました。意識したのは
・最近はエッセイの本数が減っている学校が多いのでカウンセラーとどのネタを選択するか、事前に話し合う
・どの学校でも海外経験、リーダー経験、課外活動経験などをバランスよく組み込む
・アプリケーションの他の要素も含めて自分がどのような人物なのかがわかるように伝える
・Why this school?のところで書くネタはHPだけでなく、在校生とのチャット、説明会、などに参加し、そこで具体的かつ生の情報を元にする(理想はCampus Visitしてその内容を書くのがベストですが、時間的に無理だったため)。
■ 推薦状
2通とも仕事関連の方にお願いしました。あまり特別なことは言えませんが、自分の仕事ぶりをよく知っている人から超具体的に書いてもらうことが大事だと思います。多くの合格者や学校が言っているようにコンテンツが最重要です。
■ 志望校選定
・上位校である(世界ランキングで20位くらいまで)
・Diversityな環境、
・IELTSが使える
・GPAにあまり厳しくない
・比較的長いプログラムである
という基準で選びました。IELTSが使える学校ということで受験の早い段階からヨーロッパ一本で考えていました。その中で基準を満たすヨーロッパの5校に出願しました。正直なところ、私は国や都市はどこでもよい、入ればどこでもその学校を好きになる、と思っていましたので、出願時点では特定の学校へのこだわりはあまりなく、上位校かつ入れそうなところはどこか、という基準で合格者データと自分のバックグラウンド・スコアなど考慮しながら決めました。最近のMBA受験は非常に厳しいものがありますので(特にUSの場合GMAT700 overでもトップ校全滅などはざらにあります)、want(行きたい)とcan(受かる)の両方の視点で学校選びをすることは重要だと思います。結果、自分のテストスコアやバックグラウンドからすると非常に満足のいく最終結果になりました。
■ インタビュー
エッセイと並んで非常に重要なファクターです。そしてトレーニング次第で大きく差がつくところでもあります。
カウンセラーから質問リストをもらい、それに対してポイントだけをまとめた回答集を1週間くらいかけて作成しました。それをもとに、カウンセラーやMatthew、あとレアジョブも使って練習しました。話すネタはエッセイとほぼ同じなので、簡潔にまとめて伝えることと、ゆっくり話すこと、覚えたことを吐き出すのではなく自然に話すことを重視してトレーニングしました。また先に出願した友人から色々とTipsをもらえて先に対策を立てていたおかげで救われたことが何度かありました。HECではプレゼンテーションがありましたので、スライドをカウンセラーに添削してもらった後、話す内容までチェックしてもらいました。おかげでここは問題なく終えられました。
■ その他提出書類
成績証明書、卒業証明書
■ アプリ提出後
低スコアでの出願だったため、戦々恐々でしたが、通ると信じてインタビューの対策に専念しました。
■ その他役立つ情報
趣味(自分の場合はスポーツとか音楽)やボランティアは辞めずにぜひ続けたほうがよいと思います。レジュメ・エッセーにも書けますし、いい気分転換にもなります。どこかで聞いた話ですが、日本人はあまり課外活動に熱心ではないとのことですので、やれば差別化要因になると思います。
■ 受験を振り返って
年々日本人にとって上位MBAへの合格は厳しくなっていると思います。が、受験を振り返って思うことは
・通説に惑わされず、自分できちん事実を調べる
「トップ校はGMAT700、最低でも600後半はないと受からない」、「A校は社費しかとらない」、などという人がいますが、本当にそうかきちんと自分で調べてみたほうがよいと思います。AGOSが公表している出願データなどから調べられます。あるいは実績があり、信頼できるカウンセラーに相談するのもよいと思います。そうすることで自分でも何とかなるかもしれない、と思えればモチベーションも変わってきます。
・あきらめない
何度も試験を受けてスコアが出ないとやる気がなくなりそうになるときがあると思います(私もそうです)。ですが、私含めて最後までやりきった人は最後のほうでギリギリのところでスコアが出て実際受かっています。なので、月並みですが最後まであきらめずにやりきることは非常に大事だと思います。特に、私費受験生の場合はあきらめる言い訳が簡単に作れてしまうので受験仲間などを作ってモチベーションをうまくコントロールすることが大事だと思います。
最後になりますが、受験を終えた今は本当に最高の気持ちです。大きな目標を達成した充実感や途中のプロセスで得た貴重な経験や様々な人との出会い、これから待ち受ける最高の生活を想像したときのワクワク感などは実際にやってみないと得られないものです。皆様がぜひMBA受験にチャレンジし、良い結果が得られることをお祈りします。