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■ 基本情報
【ハンドルネーム】MO
【進学先】Harvard Business School
【他の合格校】なし
【途中辞退】なし
【WL】Wharton
【不合格校】Stanford, Columbia, Haas
【年齢・性別】27歳・男性
【職歴】外資コンサルティング勤務3年
【私費/派遣】派遣
【最終学歴】国立大学院工学系研究科
【GPA】83/100(学部時代), 3.9 (大学院時代)
【TOEFL】108 (R 29 L 27 S 24 W 28)
【GMAT】710 (V 36 M 49 IR 6 AWA 5)
【海外経験】0-3歳中国に滞在、コンサル勤務時代に語学留学(イギリス1ヶ月・アメリカ5ヶ月)
【コメント】
とにかく絶対MBAに行きたかったので、できるだけのことをやりましたが、思い通りにいかないことばかりでかなり焦りましたが、最終的には運良く合格がもらえて本当に良かったです。未だになぜ受かったのかよくわかっていませんが、とりあえず自分の経験をまとめましたので、ご参考までにお読みいただければ幸いです。
■ なぜMBAか?
学生の頃からずっと経営に興味があって、いろいろ勉強していく過程で、多くの経営者がMBAを持っていたので、興味を持つようになりました。海外(特に欧米での)経験があまりなかったため、視野を広げるいい機会だと思いましたし、一度キャリアを考えなおす良い機会だとも思って、MBA受験をしました。
また、2年間という期間を利用して、以前から興味のあった起業にもチャレンジしようと思っていました。先日、HBS等の学生から受験勉強の個人指導・アプリケーションに関するアドバイスを受けられる新しいサービスを立ち上げたので、もし興味がありましたら、見てみてください。(一番下でもう少し詳しくご説明します)Paribis(ペアビス):https://pairbis.com/ja
■ スケジュール・費用
・スケジュール
2012年10月 : 語学留学2ヶ月目時点でのTOEFL 89点
語学留学に来ているのに全然点数上がっていないことに焦る
2013年4月 : 語学留学終了後初のTOEFL 98点
語学留学中にスコアメイクを終わらせる予定が全く届かず焦る
でもGMATもそろそろ始めなければ、ということでGMATも対策開始(@濱口塾)
2013年5月 :スコアができてない状態だが、カウンセラーの枠が埋まることをおそれ、契約を結ぶ
2013年6月 : TOEFL108点
あと1点が届かない、、、(結局このスコアで提出)
その後もTOEFLは受け続ける
スピーキングを安定させるために、E4TGに通い始める
2013年7月 : 2ヶ月間、会社から無休休暇をもらい、GMATに専念
GMATの勉強だけだと飽きるので、エッセイの格子についてカウンセラーと話し始める
2013年8月 : GMAT 640点(第1回)
2013年9月 : 職場復帰:GMAT 650点(第2回)
本当に間に合わない気がしてきて焦る
2013年10月 : GMAT 710点(第3回)
東京会場が埋まっていて、大阪での受験
全く手応えはなかったものの、まさかの700超えで半泣きしました
2013年11月 : 推薦状を上司にお願い
2013年12月 : エッセイに集中
2014年1月 : エッセイを正月徹夜で書き上げ、5校にギリギリで出願(第2ラウンド)
2014年2月 : 面接の練習しつつも、全然Inviteが来ず焦る
HBS:TOEFLのスコアが足りず、ほぼ記念受験で出したのに運良くInviteが来て、面接
Wharton:他の日本人と比べて遅れてInviteが来て、オンラインでグループ面接
2014年3月 : HBSから合格通知、WhartonからWL通知、Stanford、Columbia、Haasから不合格通知
MBA受験終了
・費用
合計約150万円
(TOEFL受験料:40万、GMAT受験料+塾:45万、エッセイ&面接対策75万円等)
■ 予備校選び
TOEFL :独学
GMAT :濱口塾(問題の質と先生がいつでも質問OKかで判断)
エッセイ :カウンセラーB(会社の先輩達の合格実績から判断)
面接 :Reve consulting
その他相談 :江戸義塾
■ レジュメ
カウンセラーと夏の段階でアイデア出し
■ TOEFL
本当に苦しみました。。。特にリスニングが苦手だったので、そのせいでスピーキングもライティングも何を言っているのか、わからずに苦労しました。これまでの受験などの経験から、個人的には勉強をたくさんするというよりも、慣れて点数を上げるタイプだったのでとにかくたくさん受験しました。108点が出た後も、将来後悔したくないと思ってひたすら最後まで受け続け、学生の頃から合わせると累計20回受験しました。勉強の教材はTOEFLの過去問(Practice Online)を中心にやっていました。だんだん、各セクションの点数が上がってきても、同時にいい点数が出るわけではなく、歯がゆい思いをしました。人それぞれの方法があると思うので、ぜひ自分にあった勉強方法を思い出してやってみてください。
・リーディング
3800の単語帳で単語を頑張ってやってはいたが、もともと暗記が苦手なので、全部は覚えられず、それよりも問題を解いていくうちにある程度慣れるようになっていきました。
・リスニング
シャドーイングなどいろいろトライしても長続きしないので、結局は問題を解いていくうちにある程度解けるようになりました。
・スピーキング
たまに高い点数が出ることがありましたがが、点数が安定しないので、テンプレートを作ったのと、E4TGに通いました。その後1回だけ26が出ましたが、他のセクションの点数が出ず、結果出願スコアにはなりませんでした。
・ライティング
何が点数を左右するのか、いろいろ試行錯誤しましたが、最終的には、多様な表現(疑問形や普段使わない言い回し)を入れることで多少上がる気がして、それを心がけていました。
■ GMAT
10月でスコアが出なければエッセイに使う時間が足りなくなるという点で、GMATの方が締め切りが明確だったのでかなりストレスでした。塾に通い始めて、結構たくさんの問題を解きましたが、全然スコアが上がりませんでした。ふと昔間違えて問題を解いてみると、同じように間違えていて、全然理解せずにただ闇雲に解いているだけの状態になっているということがわかって、途中から量よりも質を重視するようにしました。結果として、710点というスコアが出ましたが、おそらく実力的にはそこまでいっていない気がするので、先輩達はよく「GMATは運だ」という人がいたけど、自分の場合、本当に運だったと思います。
■ エッセイ
トップ校に行った会社の先輩達が多く利用していたカウンセラーBにお願いしました。彼はNY在住だったので、語学留学中に実際にNYで会って、どんな人か確かめ、比較的人気のカウンセラーだったので、スコアメイクができていない状態ですでに契約した。早めに契約したおかげでテスト勉強に飽きたときに、エッセイに少しずつとりかかることができ、最後急いでエッセイを書き上げる時の土台となってよかったです。
彼の強みは英語の編集力かなと思います。自分の言いたいことの表現を直したり、文字数を削ったりなどに長けていると思います。一方でコンテンツに関しては、質問などで深堀してくれようとはしますが、その質問が普通すぎて、正直あまり役には立たなかったです。自分の場合は、むしろ先輩らと話している時や自分で悶々と考えている時のほうがよくアイデアを思いつくことができました。なので、途中から英語の編集だけをお願いするようになっていました。
ちょっと残念だったのは、前払いというシステムのせいか、あまりお客として扱ってくれないところでした。コールに5分くらい遅刻すると結構怒って「次遅刻したらコールしないから」と言われたり、エッセイの締切直前になって、変更したい部分があって、数分あれば終わる量を少し見てもらいたいとお願いしたところ、「こんな直前に言われてはできない」と言われて、結局見てもらえず返信が来なくなったり、しました。どちらも僕が悪いのですが、他のカウンセラーではそういうことはなかったので、驚きました。カウンセラー選びは実績だけじゃなくて、実際に先輩の話を聞いてどんな感想を持ったか聞いてみるといいと思います。
■ 推薦状
推薦していただく方を選ぶにあたっては、一緒に働いた期間や国籍、志望校出身か、社内の人か、クライアントか等いろいろ要素があって、どうやって選ぶべきかかなり迷いましたが、エドと相談して結局、両方ともプロジェクトの上司にお願いしました。推薦状の質問を調べてみると結構分量が多い学校があるので、逆にプロジェクトで長く一緒に働いていないと、自分についてそんな分量書けないのではないかと思うので、一番近い2人にお願いして正解だったかと思います。
■ 志望校選定
重視したクライテリアは下記の通りです。
・2年制かどうか(こんなに準備してせっかく行くので)
・自分がそこに行っているイメージがわくかどうか
・(一部の学校については)気候が良いかどうか
HBSにしか受かってないので、選択はできないですが、HBSはケーススタイルでの講義や授業に対するコミットメント(意外にそこまで競争的でない!)、キャンパスの綺麗さがいいと思います。
■ インタビュー
【HBS】
Reve consultingのシシリアに面接の練習をお願いしました。シシリアは昔ハーバードのAdmissionで面接をしていた(Business schoolではないもよう)らしく、とても勉強になりました。実際に面接を受けた際の雰囲気ともかなり似ていて、とてもよかったです。HBSはAdmission Officeの人が面接官を務めるので、レジュメなどの提出書類をかなり読み込んでいて、なぜMBAか?といったベーシックな質問ではなく、最初から深い質問を聞かれました(ただ、圧迫感はまったくなく、終始穏やかな雰囲気)。面接終了後、24時間以内にReflectionを提出して終了です。
【Wharton】
江戸義塾でグループディスカッションの練習に行って、だいぶ感覚をつかめたような気がしましたが、面接に呼ばれたのが遅く、東京での面接の枠が埋まっていたため、スカイプのようなシステムを使ってのグループディスカッションでした。メンバーはアメリカの軍人in アフガニスタン、ケニア人、南ア人と英語ペラペラのグループに入ってしまい、頑張って議論をリードしようとしましたが、あえなく撃沈しました。。。
■ その他
・キャンパスビジット
キャンパスビジットについては、もともとあんまり乗り気ではなかったですが、実際に行ってみると学校の雰囲気などが想像と違っていてイメージが変わるのでおすすめです。ハーバードに来たときは、キャンパスの綺麗さに驚いて、寒いのが苦手な僕でもこれならここに来たい!と思えるようになりました。笑
また、Class visitに行くまでは、ハーバードの学生は競争的という印象でしたが、実際に授業を見てみるとむしろ程よい緊張感という印象で、実際のビジネスとは違う、学校での疑似体験にはこれくらいの真剣さがあった方がちょうどいいと思うようになり、志望度が上がりました。
■ 受験を振り返って
1年半ずっと一つの目標に向かって頑張りながらもなかなか結果がついてこないという日々は結構辛いものがありましたが、同時に本当に周りの多くの方々から応援していただき、特に推薦者のお二人には正月の時間も頂いたりと、本当に自分は皆さんから支えられて生きてるんだなと改めて実感するいい機会となりました。
あと、HBSはTOEFL109が足切りという印象を持っていましたが、必ずしも必要ない(同期でもう一人109未満の人がいます)ので、TOEFLのスコアで諦めたりせず、ぜひ受けてみてください。日本人受験者が減っているとのことなので、ぜひ皆さんの受験をお待ちしております。
駄文ではありましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。皆様が成功されることを心よりお祈りしております。
■ おまけ(告知)
上でも少し書きましたが、アメリカに来て新しいサービスPairbisを立ち上げましたので、少し告知させてください。
Pairbisは英語学習やアメリカ大学/大学院受験のためのマッチングサイトです。このサービスでは、HBSを含めアメリカトップ大学の学生から、英語からTOEFLやGMATなどの試験、アプリケーションやエッセイ等まで様々なトピックについて学ぶことができます。入会金、月会費など一切なく、1レッスンからお気軽に始められます。今後、講師の大学やサイトの機能を順次拡大していく予定です。MBA受験をされていて、実際の在校生から学んでみたい等、少しでもご興味があれば、ぜひご覧になってみてください。よろしくお願いします!
Paribis(ペアビス):https://pairbis.com/ja