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Yuki (Cornell Johnson)

■基本情報
【ハンドルネーム】 Yuki
【進学先】Cornell (Johnson)
【他の合格校】Georgetown McDonough, Texas Austin
【途中辞退】無し
【WL】Cornell
【不合格校】Stanford(インタビュー無), MIT(インタビュー有), Duke(インタビュー有)
【年齢・性別】27歳 男
【職歴】国家公務員
【私費/派遣】社費
【最終学歴】慶應大学理工学部
【GPA】3.7
【TOEFL】106(R:29, L:26, S:24, W:27)
【GMAT】720(Q:50, V:38, A:5.0)
【海外経験】海外留学1年(学部時代の交換留学)
【コメント】

「前代に受けた恩を返すには、後代の助けとなる他ない」、そんな思いを胸に執筆致します。振り返れば、スコアメイクからエッセイまで(寝不足故に不鮮明な)沢山の苦い記憶が蘇ってくるわけですが…、MBA受験は多分に情報戦な面があると思いますので、本受験体験記が皆様にとって1つの道標となれば幸いです。



■ なぜ今MBA?
 自分は「エネルギー政策というツールを介して持続可能なエネルギー社会の構築に貢献したい」と考え役所に就職し、入省後は幸いにも再生可能エネルギーを所管する部署に配属されました。

 しかし、日々事業を展開する方々に接する中で、政策担当者には相当なビジネス・リテラシーが求められることを痛感しました。政策を通じて事業者を経済的に動機付けるには、どのような事業性を設定すべきか?IRRはどれ程の水準とすべきか?βとは?そもそもIRRだけで事業性を判断してよいものか?政策を講ずるためのコストが事業にど及ぼす影響は如何程か?

 また、様々な面において事業者等に具体的な行動を促すことが出来なければ、実効あるエネルギー政策は実現しないとも感じました。

 今後、自分がエネルギー政策というフィールドで活躍していくためには、確たるビジネス・リテラシーを持ち、様々なステーク・ホルダーを巻き込んで行動を起こしていくためのハードスキル・ソフトスキルが必要と思いました。そして、ビジネススクールに学ぶことで、その準備をしたいと考えるに至りました。



■ スケジュール・費用
<スケジュール>
2012年12月 公費派遣生に選抜・TOEFL対策開始

2013年2月 新宿の英会話学校NCCに通学開始。英会話とともにTOEFLに関する指導を受け始める。TOEFL96点、焦る(2年前に受けたTOEFLは100点)。

2013年4月 TOEFL106点。

2013年5月 仕事が忙しくなり、英語の勉強が疎かに。TOEFL92点。

2013年6月 仕事が一段落し、GMAT対策に着手。しかし、過去問をまるで理解出来ず、驚愕。GMATの予備校を探すとともに、マスアカを注文。

2013年7月 Affianceに通学開始(Verbalクラスの1ヶ月のみ受講)。カウンセラーの捜索開始。

2013年8月 Affianceで出会った学友と週末に勉強する日々。TOEFL105点。GMAT1回目690点。

2013年9月 個人で活動されている日本人の方にカウンセラーを依頼。自分探しの旅が始まる。

2013年10月 自分探しの旅が続く。自分探しの旅が終わらない。GMAT2回目650点。

2013年11月 自分探しの旅がようやく終了。出願校セット。GMAT3回目630点。

2013年12月 1週間掛けてキャンパス・ビジットを敢行。GMAT4回目680点。

2013年1月 年末年始返上でR2の5校に出願。TOEFL106点。

2014年2月 残り1校に出願。Georgetownインタビュー in ソウル。Fuquaインタビュー in 東京。McCombsインタビュー in 東京。GMAT5回目720点(➡GMAT終了)。

2014年3月 Georgetown合格。Stanford不合格(invitation無し)。Fuqua不合格。MITインタビュー in 東京。Cornellインタビュー on Skype。

2014年4月 MIT不合格。Cornell合格(一度WLとなるも、繰上げ)。McCombs合格。Cornellへの進学を決定し、受験終了。


<費用>
予備校代、テスト受験料、テキスト・教材費用、キャンパスビジットのコスト、出願費用、を中心としてその他の諸雑費を全て含めると200万円以上かかっている筈です。詳しくは計算していません。世の中には知らなくて良いこともあると思います。

■ 予備校選び
<TOEFL、GMAT>
TOEFLに特化した塾には行きませんでした。新宿の英会話学校NCCにて英会話の傍ら指導を受けました。

GMATは、VerbalについてはAffianceで指導を受けました。Mathは、インターナショナル・マスアカデミーの教材を購入し、自習で対応しました。


<エッセイ他>
 Affianceの土佐先生に紹介いただいた日本人のエッセイカウンセラー(本人希望により個人名は伏せます)の方にお世話になりました。

 カウンセラーは、マラソンにおける伴走者のようなもので、とにかく人間としてのフィットが重要と思います。他にも数名のカウンセラーにお会いしましたが、この人間的なフィットを重視しました。また、このカウンセラーの門下生間の繋がりが非常に強く、共闘できる仲間がいたこともこの方に依頼した理由の1つです。


■ レジュメ
 役所に保管された出願書類の先例を見ながら一案作成し、カウンセラーの添削を受け完成させました。

 レジュメは、エッセーの作成を一通り終えた後に着手されることをおすすめします。と言うのは、エッセー審査を無事通過すれば面接審査に進むわけですが、大抵の面接の冒頭では「Walk through your resume.」と問われ、レジュメに基づき己の「ストーリー」を伝えなければなりません。



■ TOEFL
 多くの受験生がまず苦労する点と思います。120点満点のテストですが、出来れば110点は欲しいところ。

 自分は大学時代に交換留学のためにTOEFLを受験したことがあったため、錆び付いた英語力を焼き直すことで2度目に106点を記録。しかし、この中途半端な結果に満足せずに、スコアアップの努力を懸命に続けていれば、よりベターなスコアを出せたのではないかと反省しています。

 周囲の受験者の話も聞いた上での私からのアドバイスは、「是非、TOEFLを受験し続けて下さい」。

 私は1月に1回程度、思いついては申込といった具合に受験していましたが、ハイスコアを記録している人は必ずと言って良い程、10回以上受験しています(トータル30回受験したという強者も…)。勿論、受験者の英語力が最も重要なことは間違いありませんが、一方で「あるセクションが上がれば、他のセクションが下がる」という事象が頻繁に発生するのがTOEFLです。金銭的な負担は大きく、ETSへの怒りを禁じ得ないところではありますが、是非、受験し続けて下さい。


■ GMAT
 二度と思い出したくない試験であり、この試験のせいで、東京の試験会場が入っている帝国ホテルが嫌いになりました。

<予備校>
 はじめは自力で対策しようと思いましたが、GMATのOfficial Guideを初めて開いた際、まるで内容が理解できず。慌てて予備校を探し、Affianceにお世話になることにしました(Verbalのみ)。

 Affianceを選択した理由は、①講師の土佐先生に「しっかりスコアメイクするまで面倒見るよ」と仰って頂いたこと(お言葉通り、最後の最後まで本当にお世話になりました。)、②レクチャー自体は1ヶ月で終了するが、その後は同時期の受講生と共に自習を続けるため、受験仲間が多数出来ること(自分の場合、役所の中にMBA受験生が全く見当たらず、受験仲間を是非作りたかった)、の2点です。

<Verbal対策>

 GMATのVerbalはTOEFLに比して桁違いに難しいと思います。

 自分は、まずAffianceのレクチャーでVerbal Sectionがどのような問題から構成され、それぞれに対してどのようなアプローチで臨むべきかを学んだ上(2013年7月)で、Affianceで出会った仲間とともに大量の問題演習をこなしました。

 まずは「The Official Guide for GMAT Review(ペーパーブック)」のVerbalセクションを、Affianceが終了した8月・9月の毎週末、仲間の会社の会議室やオフィス街のカフェに集合し、時間を計って問題演習。8月に初回GMATを受験し、690をマーク(Verbalは31)。

 次いで、「The Official Guide for GMAT Verbal Review(ペーパーブック)」を引き続きAffiance仲間とともに対策。この間、意気揚々と2回目・3回目を受験しましたが、何故かスコアは25、23と撃沈。

 そこで、更に「GMAT King」を購入。PC上で起動するGMATのシミュレーションソフトであり、多数の公式問題が格納されているため、本番環境に慣れるという意味でも、正規の問題に慣れるという意味でもおすすめです。しかし、Verbalスコアは29でストップ。結局、各校への出願は初回スコアの690で臨むことになりました。

 各校へのアプリケーションを受験後、1月後半から再度GMAT対策を開始。何か特定の教材に特化するのではなく、過去の自分の演習結果を確認・整理するとともに、再度英文法を洗い直し。結果、2月のラストGMATでVerbalは38に上昇し、720点をマーク出来ました。

 

 私の経験から申し上げられるレッスンは次の5つです。

 

①「結局、地力を上げる他ない。」

 巷には「このパターンは即切り!」的なアンチョコが出回っていますが、何故それがそのようになるのかが理解出来ないうちは、大きなスコアアップは望めないと思います。私のスコアが最後に跳ね上がったのは、英文法を再度勉強し直したことが効いたように感じます。

 

②「己の弱みを把握し、メリハリある試験対策を。」

 GMATのVerbalセクションは、SC、CR、RCの3つから成り、各セクションにも様々な類型が見られます。自分が間違い易いのはどういうパターンかを過去の演習結果から確り分析・把握し、その弱みに応じた対策を講じることが大切と思います。

 

③「スピードを重視するべからず(少なくとも冒頭に関しては)」 

 GMATは、いわゆる「CATシステム」を採用しています。すなわち、正解し続ける程スコアが上がり、間違い続ける程スコアが下がります。そして、スコアの上げ幅・下げ幅は試験が進むに連れて収斂していくそうで。つまり、試験の冒頭でミスを連発してしまうと高スコアはまず期待できないそうです。

 Verbalセクションの全ての問題を制限時間内に終えることは至難のわざと思いますが、上記理由から、是非、冒頭の問題は時間をかけて慎重に解き、後ろの問題は、場合によってはランダムクリックして消化して下さい。最初10問の正解率がスコアを大きく左右するそうです(自分の2回目・3回目のスコア低下はこれが原因だったように思います)。

 

④「出来る限りの早期受験を!」

 GMATは、偏差値補正を施した上でスコアを計算します。これは、受験者層全体のレベルが高い程、良いスコアが出づらいことを意味しています。一般的なアプリケーションの出願期限は年末ですので、受験者層のGMAT慣れが進む前、年央頃までに受験を終えると、比較的容易にスコアメイクが可能かもしれません。

 

⑤「気を強く持つ」

 GMATは、手応えとスコアが反比例する試験と思います。事実、私が5回目で過去最高スコアを出したとき、内心「過去最悪の出来だ…」と思っていましたが、意外な数字を目の当たりにして大変驚きました。CATシステムによって正解すればする程難しい問題が出題されるため、どうか勿体ないスコア・キャンセルをされませんように!

 

<MATH>

 マスアカを自分で解くとともに、GMAT PREPで対策しました。

 

<AWA>

 アフィアンスで1日指導をいただいた意外は特に対策せず。

 

<IR>

 Official GuideとGMAT Prepで対策。

■ エッセイ
 私は9月にカウンセラーを依頼しましたが、自己分析に約3ヶ月を要したため、出願校の決定は11月末、そして、12月頭にキャンパスビジットを敢行し、12月中旬からエッセイを書き始めることとなりました。このようなスケジュールは決しておすすめ出来ません。出来るだけ余裕をもっての準備を心がけてください!

 さて、エッセイの作成ですが、私の場合、

 ①自己分析(自分の過去の行動・選択を洗い出し、己の価値観を徹底的に把握)、

 ②左記自己分析結果に基づく将来のキャリア・ゴール(或いは、ライフ・ゴール)の策定、

 ③同キャリア・ゴールを達成するギャップを埋めるためのビジネス・スクールを位置づけ(Why MBA? Why the school?)

 という3段階プロセスで進めました。そして、これらのプロセスをコーチングいただくため、先述の日本人の方にエッセーカウンセラー(本人希望により個人名は伏せます)をお願いしました。自分以上に自分のことを(恐ろしい程)理解いただいた、名コーチでした。以下、各プロセスについて記します。

 

①自己分析

 このプロセスに約3ヶ月を要しました。

 自分の名前にこめられた意味、両親の教育方針から職業選択まで、自分のこれまでの人生を振り返って、「いつ」・「何が起きて」・「その時自分は何を感じたか?」などなど、己を徹底的に洗い出した自分史を策定しました。両親へのインタビューは勿論、小学校時代の友人と飲みに出かけたり、実家に戻って学生時に書いた作文・論文を読み返したりもしました。

 他のカウンセラーに師事していた仲間は、自己分析は早々に終えて学校選びを進めており、「何故自分だけこんなにストイックに自己分析を…」と思うこともありました。しかし、強いエッセーとはアプリカントの「芯」が通ったエッセーであり、その芯を確立させるためには自分と徹底的に対峙し、己の最も根源的な価値観を炙り出し、そして抉り出すことが不可欠でした。最終的には極めて納得感の高いエッセイを書くことが出来たため、満足しています。また、エッセーを実際に書き始める前にカウンセラーと歩調を揃えておくという意味でも、このプロセスにたっぷり時間をかけたことは有意義だったと感じます。

 はじめに如何にしっかりした「土台」を作れるかが、エッセイの最終的な出来を大きく左右するはずです。

 

②ゴールの策定

 自己分析の結果を、未来に向けて引き延ばしました。ゴールの策定は、これまでのキャリアと連続的なものでも非連続的なものでも構わないと思いますが、自分の価値感と整合的なものとすることが重要と思います。

 

③Why MBA?

 この問への回答に当たっては、当然「MBAでは何が学べるか?」をよく踏まえる必要がありますが、自分はこの点をよく理解できておらず、苦労しました。やって良かったと思うことは、各校の必修科目を見比べてみることです。時間に余裕のある方は、グロービズシリーズを一通り読まれても良いかもしれません。

 

④Why school?

 志望校選定のセクションに記載致します。


■ 推薦状


 推薦状が必要である事は早めに上司に報告・相談されることをお勧めします。

 私は、当時の直属の上司(参事官)、前ポストでの直属の上司(課長)の二人に推薦状を書いて頂きました。ご本人に依頼したのは12月の頭位だったかと思います(反省しています)。

■ 志望校選定

 私は、主として以下の3点を基準に志望校を選定しました。

1 必修科目の内容(厚いか/薄いか、レクチャー・ケースのバランス等)

2 プロジェクトベースの取組へのフォーカス

3 エネルギー分野へのフォーカス

 

 これまで実ビジネス経験の無い自分がビジネススクールでの学びを最大化するためには、ビジネス・ファンダメンタルズを基礎からしっかり叩き込み、かつ、教室で知識をインプットするのみならず、それを実際のフィールドにアウトプットする経験が不可欠と考えました。このため、各校のカリキュラムを比較しながら、出来るだけ手厚い必修科目を提供し、レクチャー・ケースがバランスよく配置され、プロジェクトベースのプログラムが用意されている学校を選択しました。

 

 更に、私はエネルギー業界でのキャリアを志望しているため、エネルギーや持続可能性といった点に強いフォーカスを置く学校を選択しました。学校によっては、プログラムの中にこうした事項を専攻として位置付けていますし、Student Bodyがどれだけ活発に活動しているかもリサーチしました。

 

 以上の観点からウェブサイトを通じて情報収集を行い、志望校を絞り込んだ上で、私はキャンパスビジットも行いました。勿論、インターネットだけでも相当量の情報が得られますが、クラスの雰囲気やキャンパスの雰囲気はやはり現地に行かない限り絶対に分からないものと思います。多額の費用がかかってしまうことは事実ですが、学校への理解が格段に深まり、インタビューの内容にも自ずと深みが出るというものです(会話も盛り上がります)。「ビジットをすることで合格し易くなりますか?」という質問をよく耳にしますが、少なくとも、ビジットをすることで合格しにくくなることは無いはずです。辛く苦しいエッセイの執筆に当たってのモチベーションにもなります。私は、個人的にビジットを強くおすすめします。

 

 最後に、学校選択に当たって2点申し上げます。

 第一に、必修科目の学校別比較が大変おすすめです。学校によって「必修は5科目のみ」もあれば、「1年次の授業は全て必修科目」もあります。必修科目の集大成として「Strategy」を1年次の最後に位置付ける学校もあれば、プログラムの冒頭に位置付ける学校もあります。1つのセメスターに亘って1つの授業を提供する場合もあれば、セメスターを2つに分割して、セメスターの前半と後半に違う科目を配する学校も有ります。ひたすらケーススタディーに取り組む学校もあれば、理論を徹底的に叩き込む学校もあります。…と、このように「どのような科目を」「いつ・どのように教えるか」を比較するだけで、学校が何を意図してプログラムを組み上げているのかがよく理解できます。他方、あくまで個人的な所感ですが、選択科目や特定の教授を志望理由とすることは少々危険と思います。ビジネススクールでは生徒からの評価を基に恒常的にカリキュラムを見直していますから、仮に先輩が「特定の選択科目が印象的であった」と言うことがあったとしても、当該授業が、特定の教授によって未だに提供され続けているかは分かりませんし、今年は提供されていても、来年は無くなっているという可能性も十分に考えられます。

 第二に、カウンセラーの知見を大いに活用すべきです。受験生にとってMBA受験は「結婚」のようなもので、通常は1度しか経験しません。対して、カウンセラーは「個人にとっては一度きりの経験」を何度も経験されていますから、本当に色々なことを御存知です。全ての学校をあまねくリサーチしていては、いくら時間があっても足りません。ある程度の当たりを付けるに当たっては、積極的にカウンセラーと相談されると良いと思います。


■ インタビュー
 私は6校出願した内、5校からInvitationをいただき、東京での面接、ソウルに赴いての面接、Skypeでの面接の3種類を経験しました。

 対策としては、想定問答の作成が基本でした。Walk me through your resume、Why MBA?、Why school? Long-term Goal/Short-term Goal、Achievement、Failureなどのお決まりの質問に備えるとともに、Clear Admitに寄せられた投稿を見て学校特有の質問への想定問答も作成しました。作成した想定は、カウンセラーにチェックしていただいた上で、淀みなく言えるようになるまで練習しました。練習に当たっては、ビデオに撮って自分の表情を確認したり、カウンセラーにモックインタビューをお願いしたりもしました。

 ただし、あまり過度に丸暗記するのではなく、回答の「エッセンス」のみを身体に刷り込み、様々な形でアウトプットできるような状態にしておくことが理想と思います!


■ その他提出書類
 大学の成績証明書。郵送で入手しました。

■ アプリ提出後 
 私は年明けにTOEFL・GMATの双方を受験し、スコアアップデートを行いました。しかし、学校によっては「アプリ提出後は一切の追加情報を受け付けない」と公言しているところがありますので、注意が必要です(そのような学校に追加情報を送付してしまうと、寧ろマイナス評価となる)。

■ その他役立つ情報
 年末・年始に有給を取れる体勢を前もって敷いておくことが重要と思いました。大抵の受験者の方はRound 2で出願するところ、出願直前に仕事に煩わされることなく、エッセイのみに集中できる環境を予め整えておくと、肉体的・精神的に楽だと思います。

 自分は出願期限が近付いてきてから、慌ててお休みの相談をし、職場に大変迷惑をかけてしまったので、是非前もって有給取得のご相談をされることをおすすめします。

■ 受験を振り返って
 辛く苦しいプロセスでどう考えても二度と経験したくありませんが、本当に多くの学びが有り、「やって良かった」以外の感想はありません。

 まず、「人生の棚卸し」とでも言うべきプロセスを経たことで、己に対する理解が格段に深まりました。自分は何に価値を感じるのか、それ故に何を達成したいと願っているのかがよく分かりました。この理解無くして"Follow my heart"は出来ない。

 第二に、周囲に生かされている自分を明確に認識することが出来ました。上司に推薦状をお願いし、先輩に話を聞かせていただき、友人には他者を通じた自分を教えて貰い、様々な方に支えられている自分、周囲との中で定義されている自分を強く感じました。また、社会人になってからこれだけ多くの「仲間」が出来たことも、MBA受験の大きな財産だと感じています。

 第三に、過去の自分を反省することが出来ました。エッセイを書く過程では、過去の自分が「何を考え」「どう行動したか」を徹底的に思い出すわけですが、お恥ずかしい話ですが、自分は、紙面に落とした”優良事例”以外の無数の”不良事例”に遭遇しました…。しかし、悪い意味でも仕事に慣れてきてしまったタイミングで、己の悪い部分を明確に認識し、対峙出来たことの意味は相当に大きいのではないかと感じています。

 冒頭に記した通り、私は過去の先輩方に沢山お世話になりましたので、この恩を今後の受験者の方々にお返し出来ればと思います。何かお力になれることが有りましたら、お気軽にご連絡いただければ幸いです!

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