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T.N (MIT Sloan)

■ 基本情報
 【ハンドルネーム】T.N
 【進学先】MIT Sloan School of Management
 【他の合格校】CMU Tepper, HKUST
 【途中辞退】Texas McCombs
 【WL】Texas McCombs
 【不合格校】UC Berkeley Haas(インタビュー有)、UCLA Anderson(インタビュー無)
 【年齢・性別】29歳、男
 【職歴】IT/通信7年(営業⇒マーケ/企画⇒人事/人材開発)
 【私費/派遣】派遣
 【最終学歴】一橋大学商学部
 【GPA】2.9
 【TOEFL】108 (R29/L28/S23/W28)
 【GMAT】730 (V40/M49)  AWA 5.5
 【海外経験】旅行程度
 【コメント】お役に立てれば幸いです。
■ なぜ今MBA?
IT業界でグローバルに勝てる事業を創りたいと考え、7年のキャリアを歩んできました。複数のポジション(営業、マーケ、企画、人事育成)を経験し、上記のゴール達成のために
㈰グローバルでのコミュニケーション力/リーダーシップ(≒英語力)、
㈪組織として(新規)事業をグローバルに展開していく手法
が必要と考え、MBA留学を志しました。
■ スケジュール・費用
2009年頃  英語の必要性を感じTOEIC500点くらいから勉強スタート。
2010年頃  留学も視野に入れつつ、英語力強化に向けAgosのTOEFL講座通学。
2011年5月 TOEFL97点。100点目指してたのですが、近い点が取れたので、勉強は中止。
2013年4月 社費選考合格。TOEFL学習再開。
2013年5月 会社の近くにレオパレスを借りて仕事をしながらも勉強をする体制へ移行(9月末まで)。
2013年6月 GMAT勉強開始。Affiance通学。
2013年9月 GMAT 620点(1回目)。TOEFL 100点。
2013年10月 GMAT 640点(2回目)。TOEFL 102点。
2013年11月 GMAT 730点(3回目)。TOEFL 108点。1stでHKUST出願。
2013年12月 HKUST面接。合格通知。
2014年1月 MIT Sloan含むUS 5校に出願。
2014年2月 MIT Sloan含む5校をビジット。下旬にCMU Tepper, Texas McCombs面接。
2014年3月 MIT, Haasインタビュー実施。
2014年4月 MITから合格通知!ありがとうございました。
費用は合計250万以上というところだと思います。
■ 予備校選び
・Agos(TOEFL):2010年の勉強開始時に、一通り取りました(初回62→1年ちょっとで97)。四科目全てにおいて、勉強の仕方をここで掴めたので、良かったなぁとは思っています。特にLSWはここで徹底的に体を使って練習したのが良かったです。
・Lingo(TOEFL):GMATの塾Affianceの先生の勧めで、夏期講習2日間と、個別講習(LW)を1回やってもらいました。林先生という先生が有名です。Wについては特に定評があり、確かに良かったとは思っています。一番良かったのは、いいWritingとは何かというところがわかったことです。
・Affiance(GMAT+α):土佐先生という個性的な先生の下、V/Qそれぞれ1ヶ月ずつ土日朝10時〜夜17時まで、御茶ノ水のマンションで勉強するという私塾です。
 −素晴らしい仲間ができる:MBA受験において自分が相対的にどんなポジションにいるのか知ることができるのは思いの外役に立ちました。社外/業界も違う優秀な皆さんと勉強法法はもちろん、志についても語り合えるのは本当に刺激的でした。受験期間中とは思えないやんちゃも、、、。素晴らしい思い出です。
 −土佐先生というリソース:私はカウンセラーが米国人だったので、日本人としてMBAを目指すということのコンテキストをわかった上で、日本語でぶっちゃけて相談できる人、というのが貴重でした。勉強法、出願校、出願スケジュールなど幅広に相談に乗ってもらいました。
■ レジュメ
・Resumeはカウンセラーとディスカッションしながら8月くらいまでに作っていました。
■ TOEFL
<Reading>
・一通りAgosで2年前にやったのですが、GMAT対策も含めて強化は必須でした。Affiance(GMAT)塾で教わった勉強法を一通りやりました。
・100万語読書(Penguin ReadersのLevel4-5を2日で1冊ペースで読む)。結局90万語くらいまでやったところで点数出ました。
・単語系は3800をLevel3は100%とし、Level4も一通りやった後に、「Z会テーマ別英単語ACADEMIC」を初級〜上級5冊やりました。これは中身も面白くておすすめです。
・あとはLingoで過去問を解きながらわかったのですが、Why問題などで、問題の意図していないところを答えていたりしたのでそこは最終的に微修正を意識しました。問題慣れだと思います。GMAT対策で精読をしっかりやったことが結果的に利いたと思います。(GMATは後述します)
<Listening>
・スタートは、Agosの練習法で鍛えました。精読⇒Repeating⇒Shadowingです。体育会的に相当やりました。
・20点台後半には、聞けている(つもり)なのに点が伸びなくて苦労しました。これもLingoに行って、過去問を解きながら、Why問題等、できたつもりでこれだけ間違っているんだなとわかったことが始まりでした。終盤はRで記載した「Z会テーマ別英単語」を1.4倍速再生にしてシャドウイングしたりして単語及びスピードに耳を慣らして本番に臨むようにしていました。
<Speaking>
・Agosで基礎をおさえた後は、皆さん大好きのDonald手法を(Donaldの塾には行かずに)実践していたと思います。どんなネタでも応えられるストーリを用意しておいて、答えていました。あとは発音と、間を空けないしゃべり(I mean,,,とか)でつないで話せる雰囲気を出すことだと思います。
<Writing>
・初期高得点を取れていたのですが、途中からいろいろ意識し出して下がってしまうなど、迷走しました。
・Independentは、まず「何が点が取れるWritingなのか」がわかっていなくて迷走していたのですが、TOEFLに関して言うと(IELTSはこれまた別でした)、350words以上、豊富なVocabulary+豊富な文型(を引き出すための幅広いネタ)、論理展開(2bodyで支持、1bodyで反論)が揃えば高得点というのが私の結論でした。(逆に言うとこれ以外のものはいらないということです)
・私の場合は、Sと同様、どんなネタが来ても1body目はこれを書くというネタを用意しておき、対応しました。これで4.5以上安定したという感じでした。
・ Integratedは、Lをメインに要約する、Lのポイントを聞き逃さない、に尽きると思います。
■ GMAT
<Quantitative>
Affianceテキスト+マスアカのひっかけ問題で臨みました。Manhattanも取り組みましたが、難しすぎて参考にならないということでやめました。皆さんが言っている以上のことはありません。タイムキープがポイントだと思います。
<Sentence Correction (SC)>
ポイントは正答を選ぶというよりも、「誤答を理由つきで100%答えられるようにする」ことだと思います。この練習を繰り返すことで、誤答をすぐに見つけられるようになりました。
<Critical Reasoning (CR)>
Affiance、Manhattanで練習しました。間違えた問題を、時間を限って、問題を忘れた頃に解くという一般的な形で練習しました。対策としては、個人的には後述のRC対策が一番利きました。結局、「精読して論理を理解する」ができれば、読み返さずに一発で答えを選べるのです。迷うということは、「読めてない」ということなのだな、と理解しています。
<Reading Comprehension (RC)>
2回目の受験が終わるまで大した対策をしていませんでしたが、ここが一番のスコアアップポイントだったと思っています(2回目まではSC/CRで手一杯だった)。ある受験仲間が6x0⇒730となり、何をやったのか?と話してわかったことです。RCを手を抜かずにしっかり解いていたのでした。振返ってみれば、確かにRCは読み物なので何となくでもやれてしまうし、かつ、自分としては一問解くのに時間がかかるので飛ばしがちでした。やったこととしては、OGを使って、まず時間がかかってもいいので、解いてみること。そしてなぜ間違ったのかをきちんと振返ってみること。往々にして、少し文構造が複雑だったり単語がわかっていないところを、「なんとなくこういう感じ」で流してしまっていることが原因でした。これを、一発目で読んだときに、全てきっちり意味/文構造を把握できるようになる、ということを目標としました。そのために、ラフでもいいのでメモを取るようにしました。メモは読み返さない(読み返しても読めないくらいの汚さ)でもいいので、メモを取ろうとすることが、話の論理/流れを覚えるのに非常に役立ったと思っています。これができるようになりつつ(GMAT2回目→3回目なので時間も大してなかったので)、タイムプレッシャーの中でも正答できるよう練習しました。OGのRCはこの期間で初めて手を付けて、この期間で解ききった感じです。最後まで理解をして問題を解こうと思うと、目標タイムより少しオーバーしてしまいましたが、精度は落とさないように気を付けました。結果、本番ではRC全4問中、3問は完全に読みきって自信を持って答えることができました。
<AWA>
必殺テンプレートがあります。Affianceテンプレートです。これで5.0は絶対出ると思います。
<全体>
GMAT Verbalはご存知の通り、最初10-15問が肝です。私の時間配分は、最初の15問を30分で解く(2分/1問)。その後は9分/5問ペース目標でとして解きました。試験が始まる前に、メモ用紙に、終了問題数と残り時間の目安をメモっておき、解きながら自分のペースを把握しました。イメージは以下のような感じです。
 15 / 45
  20 / 36
  25 / 27
  30 / 18
  35 / 9
  40 / 0
結局、本番は37問目くらいまで解いてあとはランダムクリックでした。ご参考にしていただければと思います。
■ エッセイ
・やれば良かったという話ですが、最初に受ける学校のエッセイ質問を全部並べて、着手順を考えればよかったです。カウンセラーの勧めに何も考えずにのってスタートしましたが、最初の方に書いた学校は落ちて最後の方が受かりました。いい話が後半ほど出るというのはネタだしが甘かったと言うことだとも思うのですが、書く順番はよく考えた方がいいかと思います。
・個人的には、ネタ出しについては、日本人カウンセラーとした方がいいんじゃないか、と思ってます。何が海外の学校のAdmissionに響くのか、を踏まえてじっくりネタ出しすることをおすすめします。
・MITについては、OptionalでVideoエッセイが提出できたので、自分のPersonalな活動(NGOでのプロボノ、バンドをやっていてCDを出した等)をアピールしました。子供と一緒にビデオに写ったり、沢山の写真を交えたり、人間性もアピールできるよう心がけました。
■ 推薦状
現職の上司(MBAホルダー)、前職の上司にお願いしました。こちらで9月くらいに頭出しし、ドラフトを作成して執筆してもらいました。日本語しか話せない方には、英訳はこちらでしてお願いをしました。
■ 志望校選定(Why MIT Sloan?)
・豊富なAction Learningの機会
 G-Lab, E-Lab, i-Teamsなど理論だけでなく実践の機会が多く提供されており、実際のビジネスにより活かせると考えたからです。また、それぞれで他学部の生徒等多様なメンバーと関わることができ、自分の幅を広げることができると考えました。
・Tech, Entrepreneurship, Innovationに強い
 技術をベースに新しいことをやりたい人が集まっている、そういう興味の人がやってきた過去の知見/ノウハウが学べると考え、自分のゴール達成に最も近いと考えました。Visit時に出たNew Enterpriseの授業でシリアルアントレプレナーが新規事業に関するプレゼン後、生徒が自分の新ビジネスのアイデアをシェアしていくという流れにしびれました。
・人、Culture、ネットワーク
 日本でのイベント、Visit時にお会いした方々が面白い人が多く、刺激的であったこと。また世界に通じるネットワークも卒業後に実ビジネスに大きく活きると考えました。
■ インタビュー
・Bryan、VinceのBlogを印刷して読みました。 その後一人で練習+人と会って練習しました。
・一人で練習としては、VinceのBlogのmirror method( ?)に習い練習しました。好きな言葉で、over practiceというのがVinceのBlogに書いてあり、練習し過ぎた、と思えるほどにやれ、と言う主旨と理解しています。具体的には、白い紙に質問(20個くらい、Blogに書いてあるような典型的な質問)を書き、ランダムに並べ替え、鏡を前に置き、ボイスレコーダーで録音しながら、30分1問1答を繰り返すというものです。どんな順番で何が聞かれるかわからないので、とてもいい練習になります。録音したものを聞き返して、いけてないところをやり直すなどして練習しました。
・対面としてはBryanとは4回くらいやりました。その後は、Bryanのクライアントと個別に4人くらいで会って練習したり、Affianceの友達と会って練習したりしていました。ここは友達と状況シェアをして慰めあう意味でもいい機会になったと思っています。
・MITについてはBehavioralということで若干特殊な対策が必要です。エッセイに書いていない内容を聞かれることも想定し、別のストーリを5-6個用意して色々な人に話して反応を見ながら固めていきました。
■ その他提出書類
N/A
■ アプリ提出後
N/A
■ その他役立つ情報
・アメリカに行ったことがなかった私にはビジットにて各地の雰囲気を知り在校生と会ったのは非常に大きな意味がありました。インタビューでの自信につながったと思っており、お時間及び予算の許す方はビジットをおすすめします。
■ 受験を振り返って
これから始まる受験プロセスそのものが、自分を知り、自分の限界を超える素晴らしい機会になると思います。小さくはへこんだ時、結果が出ない時にどんなメンタルを持ってパフォーマンスを出すのかから、一生を賭してやりたいこと何でしょうという話をあらためて考えたりします。また、新たな出会いをもたらす素晴らしいチャンスでもあります。私の場合は、多くの人に出会うことで、自分(自組織)を相対化できました。世の中面白いやつ一杯いて、わくわくに溢れてる!と思えるような出会いがありますので、是非楽しんで、結果を出されることを祈っております。
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