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【ハンドルネーム】KZIO
【進学先】IESE(1R)
【他の合格校】なし
【途中辞退】なし
【WL】なし
【不合格校】なし
【年齢・性別】27歳(受験時)•男
【職歴】海運5年
【私費/派遣】私費
【最終学歴】一橋大学経済学部
【GPA】2.9
【IELTS】7.0(L8.0, R7.5, W5.5, S6.0)
【GMAT】650 (50/28)
【海外経験】小学校2〜5年、イタリア
【コメント】
受験戦略のキーワードは、
先手必勝、一校集中
受験プロセスは十人十色だと思うので、みなさまもご自分らしい受験ライフを楽しんでください!少しでも参考になるところがあれば幸いです。
■ なぜ今MBA?
キャリアチェンジ
■ スケジュール・費用
2012/12 キャリアチェンジの手段としてのMBAを初めて意識
単語暗記とリスニングトレーニング開始
2013/05 江戸義塾塾長、Edとメールで初コンタクト
2013/06 帰国、勉強開始
TOEIC一回目 960
2013/07 TOEFL一回目 92(27/25/18/22)
Y.E.S. SC講座スタート(20回分)
マスアカスタート
推薦状依頼(大学指導教官)
各校イベントに参加し、IESEに照準を絞る。
2013/07/31 退社
2013/08/03 AFFINITY RC/CR講座(一ヶ月)
推薦状以来、元上司
2013/08/23 GMAT一回目 620 (50/23) AWA5.0 IR3
ESSAY骨子完成
2013/08/31 E4TGスタート(一ヶ月)
2013/09/14 推薦状完成
2013/09/21 IELTS一回目 7.0 (8.0/7.5/5.5/6.0)
2013/09/30 ESSAY完成
2013/10/06 IESE visit→1R出願
2013/10/30 IESE interview (on-line)
2013/11/02 TOEFL四回目 102(28/27/22/25)
2013/11/13 GMAT二回目 650 (50/29) AWA5.0 IR8
2013/11/15 IESE Assessment day
201311/23 IESE Invitation、2Rに向けての準備をやめて受験終了
費用は、
TOEFL/GMAT/IELTS 試験 20万円
エッセイ、インタビュー 20万円 (江戸義塾、Proof Reading)
予備校 35万円 (YES, Affinity)
Campus Visit 30万円
受験料 2万円
教材、参考書 10万円
TOTAL 120万円ほど
■ 予備校選び
○E4TG(TOEFL)
興味がある方はできるだけ早くコンタクトしてください。
僕は初動が遅れて(7月中旬に申し込み)WLに。9月にやっと受けられました。Speakingのセッションの方式と、指導はもちろん、Shadowingや発音練習方法など、英語の勉強法全般を教えてくれました。コスパが最高。間違いなくお勧めできる塾。
○Y.E.S(GMAT SC)
過去の評判と、家から自転車で行ける距離感で選びました。大学受験で文法を理詰めで暗記してきたので、文法重視の吉井メソッドははまりました。
ただ、ゼロベースで通い始めてしまったのがミスで、Manhattan GMATやAffinityの戦略クラスで解法や問題分類などの基礎を知ってから受けていればもっと高い効果が期待できたと思います。
○Affinity (GMAT RC,CR)
一ヶ月から受けられるので、伸び悩んでいる時に「戦略クラス」を一ヶ月だけ受けて学習方法を学びました。受講後からOGの演習に入っていれば、もっと良い効果が得られたのではないかと思います
○江戸義塾(カウンセリング)
Edの人柄、どんなクライアントも必ず持つ「ユニークさ」を最大限活かす協力をしてくれる姿勢、フレキシブルな価格/時間設定が決め手。
日本帰国が近づいた5月頃、有名どころのカウンセラーに片っ端からコンタクトしたのですが、当時、メールとちょっとしたWebサイト閲覧くらいしかできない脆弱なネット環境下にいたため、数多のカウンセラーに「Skypeがないと無理」「そのバックグラウンドじゃ無理」「とりあえず帰国してから会いに来い」と断られる中、Edは快くワークシートを送付し、「帰国まではまずこれをメールベースで確立して、帰国後会って話そう」と言ってくれました。そんなオープンマインドの持ち主です。
○勉強カフェ(自習室、http://benkyo-cafe.net/)
どんな参考書や予備校よりも、集中して取り組める環境が最も大切だと思います。特に私は退職していたので、昼夜ともに集中して勉強し続けられる空間を探していた。アカデミーヒルズが人気だと思いますが、僕の場合
家から徒歩で通える
月10000円以内
コーヒー等飲み放題
MBA以外を目指している勉強仲間もできる
ということで勉強カフェを選択しました。
■ レジュメ
インターフェースの「日本人のためのMBAエッセイ、インタビュー対策」を読みながら作成し、Edにチェックしてもらいました。
■ TOEFL
総論: 基本独学。役に立った教材はOGとK/Hメソッド、予備校はE4TG。
試験のコツよりも、勉強の仕方を教えてくれたのが良かったです。
単語: Toefl3800を根性で暗記
R: 多読 (カガクエイゴドリル、アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書、アメリカのジュニア科学事典で英語を学ぶ、TIME定期購読)
L: TOEFLやIELTSのOfficial Guideをディクテーション
Podcast”Moment of Science”のShadowing
S: E4TGに1ヶ月行きました
W: Web TOEFLのInDをとりました
■ IELTS
総論: 1R締切前最後に一度だけ受験しました。ベースはTOEFLで鍛えた英語力で、問題形式になれるために過去問トレーニングを集中的にやりました
RLW: 2週間で過去問5年分を2周やりこみました
S: RarejobでIELTS対策をお願いしました
■ GMAT
総論: 大切なのは問題の分類を知り、問題を見た瞬間に解法プロセスが自動的に頭に浮かぶことだと思いました。Vは結局極めていませんので、「次があるならこうする」というのを書いておきます
Q: 経済学部卒で、基礎数学は得意だったので、まず単語を確認、その後マスアカで引っかかりやすい問題の傾向をインプット。これでだいたい本番で出てくる問題を網羅できました
V: 学習の順番を間違えました。まずOGから入って、よくわからなくてManhattan GMATを読んだりAffinityに行ったり。あやふやなまま感覚のみで演習したのは、時間の浪費と初見の問題が減ったという二つの意味で無駄でした
もう一度やるとしたら
Manhattan GMATで問題の分類やそれに対する思考プロセスを網羅的に身につける
YES、OG、中国サイトなどでの問題演習を繰り返す、と思います。
CR: Manhattan GMATまたはAffinityの戦略クラスを受講してパターンを認識し、苦手パターンを中心に問題演習をすれば、思考回路が開発されると思います
RC: 単語は若干むずかしくても、因果/対立意見/factとopinion、等の二項対立を認識できれば、内容を理解しきれなくても解けるらしいですが、最後まで苦手でした
SC: RC同様、Manhattan GMATまたはAffinityの戦略クラスを受講してパターンを認識し、苦手パターンを中心に問題演習を繰り返せば、思考回路が開発されてきます。大学受験でみっちり英語を勉強してきたなどで文法が得意な方は、YESの理詰め文法をマスターすれば、さらにカバー率が向上すると思います
IR: 一回目は時間がなく無勉強。二回目はManhattan GMATとGMAT PREPを2週間ほど解き込んで受けました。問題自体は簡単かつ形式は決まっているので、形式への慣れと、苦手な形式を捨てること、ができるようになって満点をとれました
AWA: OGの問題を眺めながら、論点を3つ見つける練習をしました。自分なりの型さえ身につければ、どれだけ早く論点を見つけるかによってライティングの質が変わりました
■ エッセイ
5月 ワークシートでバックグラウンドと目標を整理
6月 CV作成のための棚卸し
7月 昨年度のエッセイテーマに合わせて内容をイメージ
IESEホームページで学校のバリューやカルチャーを読込み
8月下旬〜 8月頭のEdとのミーティングで、「昨年GMAT620点での合格者がいるので、620以上だったらエッセイを書き始めよう」と約束し、620だったので8/24からライティングスタート。
一回目ドラフト→二回目文字数気にせず→三回目最終校閲という感じで一週間ごとにその都度Edに見てもらいながら完成させました。
内容は、
Why MBA
Short/Long term Goal
Other
ということで、職務経験と今後のキャリアゴールをシンプルにまとめました。
Otherは、大学/課外活動でのリーダー経験と成果のエッセイにしました。
実際の社名、プロジェクト名等を盛り込み、なるべく具体的なストーリーになるよう心がけました。
■ 推薦状
大学時代の指導教官のイギリス人の先生(英語ネイティブ)に一通、過去一緒に仕事をしたことがある上司(外航船船長、業務で英語使用)に一通お願いしました。依頼は推薦状内容がオープンになる前にし、オープンになってから一ヶ月程度で提出してもらいました。
さらにInterview後に、説明会で出会って知り合っていいたIESE Alumniの方にも追加で書いて頂きました。
仕事柄、長く仕事を一緒にした上司や同僚が少なく、推薦者選びには苦労しかけましたが、幸いなことに指導教官とは在学時からかなり仲良くし、卒業後も連絡をとりあって頂いており、私のことをかなりしっているということでお願いしました。
大学時代のエピソードをエッセイに入れたこともあり、そのエビデンスにもなったのではないかと思います。
■ 志望校選定
○キャリアチェンジということで、ランキングと就職実績
○フルコミットで勉強したかったのでケーススタディーを中心としたハードなカリキュラム
○卒業後、クロスボーダーPJでアウトプットを出すための、多様性のあるカルチャー
あたりでスクリーニングし、セミナー、各校の説明会等に行きました。
当初はアメリカ校にも興味があったのですが、見ているうちに
○在校生やAlumniの雰囲気
○学校自体の成長性
○日本人コミュニティーの成長性
○新興国との関わり
といった条件も浮かんできて、最終的には圧倒的にFitを感じたIESEにFocusしました。
■ インタビュー
11月に現地でのインタビューだと思っていたのですが、10月末にOnlineでやる旨を、1週間前に連絡をもらい、急ピッチで準備を進めました。
エッセイの棚卸しでネタは十分に出てきていたので、必要な準備はざっくり以下の二つでした。
1. 点と点を結んでストーリーにする作業
2. ストーリーを表現するための準備
でおすすめなのは関西のMatthew (http://www5.kcn.ne.jp/~aldridge/) Skypeベースでの指導で、こちらのCV/Essayを送付すると、効果的な言い回しやストーリービルディングを手伝ってくれます。個人的にはEssay作成の段階でコンタクトしていれば良かったと思っています。このとき録音したMatthewの指導は、今就職活動に向けた書類作りや面接準備の際にもたまにきいて参考にしています。
では、Edのインタビュートレーニングを受けました。これはEdとの30分ほどのトレーニングに加え、他の受講生との練習もできるもので、周りの方のからの学びもあって表現力が上がったかと思います。
■ その他提出書類
写真、大学の成績証明書と卒業証明書
■ アプリ提出後
○GMAT, TOEFLは一応再提出
(もうインタビューも通過してるし関係ないよ、と言われつつも)
○IESE Alumniの方からの追加RLを締切後に提出
■ 受験を振り返って
先手必勝、かつ、一校集中できたのは、それだけFit感ある学校に早く出会えたからだと思います。
インターネットの情報やパンフレットは当然として、セミナーに行ったり、Admission、Alumni、学生と話すと、それは自ずとクリアになってくるでしょう。中でも多くの方が口を揃える通りCampus Visitは最高で、五感でその学校を感じられます。こればっかりは行かないとわかりません。
勉強面で言えば、どれだけいい参考書や塾に行っても、トレーニングをするのは自分なので、大切なのは集中できる場所と時間を確保することだと思います。僕も勉強カフェに入会する前とした後では勉強効率に大きな差がありました。
とはいえ最初に行った通り、受験プロセスは十人十色だと思うので、みなさまもご自分らしい受験ライフを楽しんでください!
何かお力になれることがあればできる限りサポートしますのでご連絡下さい。