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あーちゃん (London Business School)

■ 基本情報

【ハンドルネーム】あーちゃん

【進学先】London Business School(WL繰り上がり)

【他の合格校】Duke

【途中辞退】なし

【WL】なし

【不合格校】

出願1回目(2012年度):Duke(interview有)、Haas、Cornell(interview無)

出願2回目(2013年度):Tuck(interview有)

【年齢・性別】28歳・男性

【職歴】日系コンサルティング・シンクタンク 勤務5年

【私費/派遣】私費

【最終学歴】国立大学教育学部

【GPA】3.5

【IELTS】Overall 7.0 (R 8.0 L 7.5 S 6.0 W 6.5)(出願1回目、2回目ともにスコア同じ)

【GMAT】700 (V 35 M 50 IR 6 AWA 5.5) (出願1回目、2回目ともにスコア同じ)

【海外経験】海外居住経験無し。出張ベースで年数回程度(主にアジア)+旅行で10か国未満

【コメント】

純ドメかつ比較的仕事が忙しかったこともあり、スコアメイクに非常に苦労しました。また出願1回目はスコアメイクがギリギリになりessayが突貫作業になったこともあり全滅してしまったため、リアプリカントとしてキャリアゴールや自分の強み、出願校選択等を戦略的に見直した結果、何とか合格することができました。

平均的な受験生よりも年数をかけた分色々経験しているので、自分の体験記が今後の受験生の参考になると幸いです。


■ なぜ今MBA?

・仕事の中で企業の海外進出等の支援に携わるうちに、世界のビジネスパーソンを相手に自信を持って働けるだけの経験を積みたかった(この動機は自分が純ドメなことに大きく起因していると思います。)

・プロジェクトベースで異なるインダストリー、ファンクションで幅広く仕事を行ってきた結果、知識・経験がまばらになっていることを実感しており、一度ビジネスの知識を体系的に整理したくなったため。


■ スケジュール・費用

・スケジュール

2010年末 : MBAに興味を持つ。試しにTOEFL初受験するも56点と撃沈。

2011年3月~4月;受験を決意し本格的にTOEFLの勉強を始める。予備校に通う。

※ここから1年以上TOEFLと格闘。

2011年夏~秋:TOEFLの点数が上がらないため、気分転換も兼ねて、緩くGMATの勉強を開始する。(YESにたまに行く程度、受験はしない)

2012年8月:アゴスでGMATの授業を受ける。TOEFLと並行して本格的にGMATの勉強も始める。

2012年10月~11月:TOEFLのスコアが100点を超えないため、IELTSへの切り替えを決意。またessayカウンセリングを始める。キャンパスビジットを行う。

2012年12月:IELTS出願2回目で上記の出願スコアを出す。また年末のGMAT4回目でようやく700点を出す(出願スコア)

2012年末~2013年始:正月休み返上でresume、essayを作成。Duke、Haas、Cornellに出願

2012年2月~3月:Dukeからはinterviewに呼ばれるも、3校とも不合格に終わる。仕事のスケジュールと、自分の準備不足の状況を考慮してR3には出願しないことを決める。

2013年4月~8月:学校のイベントなどには参加しながらも、本格的な準備は行わず、たまにIELTSの受験を行う程度に留まる(スコア更新はなかった。)

2013年9月~10月:Essay作成、R1またはEAでDuke、LBS、Tuckの3校に出願。

2013年末:Duke合格、Tuckはcampusでinterviewを受けるも不合格。LBSはWLとなる。

2014年1月:キャンパスビジット(LBS)

2014年4月:WLからの繰り上がり通知を受ける。

・費用

使いすぎてあまり考えたくないのですが、400万程度かと。平日は仕事で勉強時間が殆ど取れなかったため、効率を金で買うと考え、予備校、カウンセラーは積極的に活用しました。

(TOEFL/IELTS:100万超、GMAT:100万弱、カウンセラー、interview対策で200万程度)


■ 予備校選び

TOEFL         :イフ、アゴス、WebTOEFL

IELTS     :アゴス(短期授業)

GMAT          :アゴス、YES

essay/interview:Reve Counseling(出願1回目&2回目)、江戸義塾(出願2回目)、Matthew Aldridge(interviewのみ)


■ レジュメ

出願1回目にReve Counselingで作成し、2回目は江戸義塾でその内容のアップデートと改善を行いました。一般的に言われていることですが、個人的に重視したポイントは、「1.日本のことをよく知らない外国人であるアドミに、いかに自分が優秀な人物ということを伝えるか」、「2.自分のアピールポイントを何にするか」の2点になります。

前者に関しては、Globalで知名度がある企業に勤めている場合や、分かり易く自分の職務内容が説明できる場合は良いですが、私の場合そうでなかったため、定量的な部分(金額、人数、プロジェクトにかける時間等)を必ず加えることを意識しました。またドメスティックな企業だったため、グローバルプロジェクトの経験は、強調して記載しました。

後者のポイントに関しては、出願書類全体に関わるポイントになりますが、自分を他の出願者と差異化するために、どのようなポイントを押し出すかを定め、それに即した職務経験を強調して書くことが重要になると考えております。上位校になるほど、世界各国の優秀な人材がapplyしてくるため、強調しすぎるぐらいでちょうどいいレベルなのではないかと、個人的には思いました。特にコンサルティングバックグラウンドの方は、出願者が他の業界より多く、かつ職務内容が説明しづらい場合が多いことから、このポイントは非常に重要になると考えております。


■ TOEFL/IELTS

TOEFLは、私にとってMBA受験全体で最も苦労したポイントでした。予備校でテクニックなどを学ぶことはできますが、GMATと比べてテクニックよりも本質的な英語力が重要となるテストのため、結局いかに英語力向上に時間を注げるかがポイントになるような気がしています。(もちろんスコアアップに必要な時間に多少の個人差はあると思いますが)

IELTSに関しては、私自身はTOEFLのスコアメイクに悩んだ時期にIELTSのサンプル問題を試しに解いた際に、明らかにIELTSの方が自分と合っている確信があったため途中で切り替えを行いました。実際に試験2回目で上記の出願スコアが出たので、自分の感覚は正しかったと思います。しかしながら、どちらが合っているかはやはり人それぞれだと思います。受験仲間でどちらも試した結果、TOEFLの方が肌に合うと言った友人もいます。私見としては、IELTSの方が日本の大学受験の英語により近い感じの試験形態のため、そちらが好きな人は、IELTS受験でもよいのではないかと思います。

一応IETLSを利用する際の注意点も述べておくと、第一にWharton、Kellogg等TOEFLしか受け付けない学校があります(※私の受験時の話になりますので、ご了承下さい)ので、自分が本当に受けたいところが絞れていて、そこがIELTSでの出願を認めていることを確認することが必要となります。また第二の注意点として、やはり米国の上位校に関しては、基本的にTOEFLで出願する受験者が殆どのため、アドミ側の印象がどうなのか分からないことが言えます。上記の二点とTOEFLからIELTSへの切り替えは比較的行いやすい点を考慮すると、欧州の学校しか受験しないと決めているような場合を除けば、初めはTOEFLでのスコアメイクを挑戦したほうが良いのではないかと、私個人としては考えています。

・リーディング

TOEFL、IELTS共にやはり単語力が最優先だと思います。定番の3800を利用し、後は試験の模擬問題を解いて勉強しました。また趣味でThe Economistは定期的に読んでいました。

・リスニング

純ドメだからか非常に苦手なパートで、苦労しました。主な勉強法としてはTOEFLのリスニング問題のシャドーイング、ディクテーションを行って勉強しました。時間はかかり面倒ですが、ディクテーションが基礎力向上にはもっとも効果的だったと感じています。TOEFLで勉強した後だったため、IELTSでは模擬問題を解いて、事前に質問文を先読みするリズムに慣れるなどの練習を行いました。

・スピーキング

予備校でもらったテンプレートや、MBAの先輩からもらったテンプレートを組み合わせて、自分なりの回答用フレーズを複数パターン作成し、それをつなぎ合わせて回答するようにしていました。純ドメでスピーキングが得意でない場合は、やはり最初はテンプレートを覚えて、それを自己流にカスタマイズするのが最も効果的だと感じております。冒頭のフレーズ、中盤のフレーズ、終盤のフレーズをそれぞれ複数準備して、話すエピソードもある準備しておき、問題に応じてそれを組み合わせていく感じになると思います。TOEFL、IELTSで問題形式が異なるため、使用するフレーズが異なってきますが、上記のアプローチは大きく変わらないと思います。

・ライティング

TOEFLに関しては、大手予備校のテンプレートをベースにして、文法ミスを減らして、いかに量を書くかが重要になると思います。IELTSは量ベースというよりも質ベースで、いかに自分のボキャブラリーを示して、テーマに準じた文章を書くかがポイントになると思います。明確なテンプレートなどが存在せず、同じ語の連続使用も望ましくないため、Wに関してはTOEFLよりIELTSの方が難しいと感じました。


■ GMAT

TOEFL/IELTS程ではありませんでしたが、こちらに関しても3回目までは全て500点台で、4回目にしてようやく700点を取ったという結果で非常に苦労しました。勉強のポイントとしては、「同じ問題を繰り返し解いて、回答のアプローチを定着させる」ことが最も重要だと感じました。3回目の受験までは、予備校のテキストを2周した程度で、Prep等を解いてもあまり手ごたえがなくスコアも微妙な状況でしたが、3周以降でようやく問題の解き方が定着している実感を持つことができ、Prepの点数が上がるとともに、スコアメイクが出来たと感じています。

利用した主な予備校/教材は、Verbalはアゴスの授業でもらった問題集とOfficial GuideのVerbal、Mathが別々になっている薄い本を利用しました。MathはOGの問題をいくつか解いた程度で、AWAはアゴスの授業を受けてテンプレートを覚え、IRはアゴスの授業で受けた以外は特段勉強を行いませんでした。(※私の受験時はIRが初めて開始された年で、スコアが重視されていませんでした。)

YESにもちょっと行っていましたが、その時期はTOEFLで手いっぱいで復習をほとんど行うことが出来ずあまり知識は定着しませんでした。どちらも有名な先生がいらっしゃいますが、個人的にはアゴスは演繹的アプローチ、YESは帰納的なアプローチでの教え方だと思います。こちらに関しては、個人の好みで合う学校を選んだほうが良いと思います。

また補足として、上記教材以外に、スマートフォンアプリのiKnowでの単語勉強と、OGの公式アプリも利用しました。前者は数少ないGMAT用の単語テストコースがあるので、単語力に不安がある人は利用すると良いかと思います。後者は紙のOGと問題は一緒ですが、携帯で問題を解くことができるため、電車での移動中等に勉強することができ非常に重宝しました。こちらも興味があれば試してみると良いと思います。


■ エッセイ

出願1回目はスコアメイクにより、カウンセリングを始めたのが11月ごろとなったため、MBAの先輩の薦めがあり、かつ当時生徒を受け入れる余裕があったReve Counselingにお願いをしました。ギリギリのスケジュールながらも丁寧に対応して頂き、とても助かりました。出願2回目に関しては、これまでの経緯を理解しているということで、同社に継続してお願いしながらも(※ただし担当カウンセラーは変更しました)、やはり2回目の受験ということで不安なこともあり、客観的な視点が欲しいということで、江戸義塾にSecond Opinionを依頼しました。

私は出願1回目、2回目でテストスコア(IELTS、GMAT)は変わっていないため、結果が異なった要因としては、純粋にresume、essay、recommendationの出願書類によるものになると思います。出願1回目は年末でスコアメイクが完了し、そこから本格的にessayの作成を開始したため、自分をいかにユニークにするかというポイントを十分に考えきれず、平凡なものを作り上げてしまった結果に因るものだと考えています。(実際に、2回目の受験を行う前に複数のカウンセラーに出願1回目のessayを参考に見てもらいましたが、同様のレビューをもらいました。)カウンセラーはストーリー全体の整合性を確認する点や、文章の質を良くする点を補ってくれる存在で、やはり自分のアピールポイントや、いかに自分を差異化するかの戦略は、自分でひねり出すことが重要だと思います。出願2回目は、私はessayにおいて自分の強みとなるポイントを改めて考え直し、すべて書き直しを行いました。

スコアメイクはやはり出願のスタートラインに立つために必要不可欠なものですが、最初のフィルタリングの後はやはりessayが重要になるということは、やはり受験生の方は強く認識しておくべきポイントです。どういうポイントがユニークとなるかに関しては、実際にessayを書く段階やビジットの時に、在校生の方やアドミに、「自分の強みとなるポイントは○○という点で、プログラムにおいて△△という点で貢献できると考えているが、実際どうか」等と聞いてみることが最も効果的だと思います。

essayにおいて、私がMBAの先輩からもらったアドバイスの中で印象的だったもので、「自分と同じ会社や、同じ業界の人では書けないようなessayかどうか確認しなければいけない」という言葉をもらいました。本当にユニークなessayであれば自分以外の人間が似たような内容を書けることはないので、そのような視点でessayを考える必要があります。


■ 推薦状

出願1回目にプロジェクトのリーダー二人に受験を相談して推薦状を作成し、出願2回目もそれを主に利用しました。ただし、リアプリカントとして3通目の推薦状が必要な場合は、長期で関わっていたクライアントに、推薦状の作成をお願いしました。(このクライアントは、自分のessayのアピールポイントとも一致しており、最終的に非常に効果的な推薦状となりました。)

推薦状はやはり直属の上司に推薦状をもらうのは必要ですが、その他考慮する点としては、海外経験豊富な人、可能であれば留学経験者で適切な人がいれば、その人にお願いするのが良いと思います。出願者がMBAプログラムで活躍・貢献することを保証する文章となるので、推薦者がMBAや留学経験者であると、やはりそのコメントにもさらに強いパワーが付くと思います。

また通常の推薦状とは異なりますが、私の場合WL時に追加で推薦コメントを2通アドミッションに送りました。(1通目は在校生、2通目は仕事での協力会社)2通目の推薦コメントは、たまたま協力会社に同校の卒業生がいたため、お願いして作成してもらいました。私の実感としては、2通目の推薦コメントが決め手となり、WLからの繰り上がり合格が決定したと認識しています。(参考までに私がWL後に行ったアクションは、ビジットと推薦コメントの送付の2つになります。)なので、自分が仕事で関わった人で、出願先と強いつながりがある人がいた場合は、その方にお願いするのは効果的だと思います。


■ 志望校選定

以下のポイントを考慮しました。

・在校生・アラムナイの学校愛

・チームワークのカルチャー

・金銭的負担(私費なので)

純ドメということで、競争的なカルチャーよりも、チームワークを大切にする学校を志向しました。また卒業後も学校のつながりや、同級生の関係を大切にしたいという思いから、学校愛が強い(と感じた)スクールを希望しました。3点目に関しては、私費ということもあり、最低限international向けローンがあるところ(たまに無い学校があるので私費の方は要注意です)、またトータルでの生活費が安いところを考えました。(受験時から為替が変わって、計算が変わったところもあるのですが、、、)

また別の観点の話になりますが、受験にあたって、どのような日本人合格者が過去合格しているかを見ておくことは、時間に余裕があればお勧めします。私は出願2回目にあたって、過去の合格者のテストスコア、私費/社費、海外経験の有無、詳細バックグラウンドを、学校説明会やビジット時、またカウンセラーの話を参考に調べました。明確な傾向が無い場合も多いですが、学校によってある程度の傾向が見えてくる場合もあります。また自分と似たバックグランド、テストスコアの人が合格しているかという情報も個人的には受験において考慮しました。(自分の場合、IELTSで受験しているという背景もあったためです)あまり本質的ではないポイントで、本来は自分が志望する学校に出願するというのがあるべき方針なのですが、出願校のポートフォリオの検討あたっては、重要なポイントになると思います。


■ インタビュー

基本の英語力強化として受験前からSkype英会話を行っていましたが、Interview対策としては、出願1回目はReve CounselingとMatthewのサービスを利用し、2回目はMatthewと江戸義塾のグループレッスン、CafetalkというサービスのMBA interviewを行ってくれる講師をたまに指名して練習を行いました。

Matthew、Cafetalkに関しては、通常のessayカウンセラーの金額よりも安価で多くの練習ができるので、量をこなして回答の大筋を練習するのに適していると思います。江戸義塾に関しては、一人当たりの練習時間は短いのですが、インタビューの内容を録音して、それをもとに細かいところまでコメントをもらえるので、質を高めるのに非常に有用です。自分の準備状況に応じて使い分けを行って下さい。

Duke:

出願1回目、2回目共に日本でアラムナイ方とインタビューを行いました。時間は2回とも30分程度、基本的な内容が中心なのですが、1回目は準備不足で我ながらビミョーな感触のインタビューでした。

LBS:

日本でアラムナイの方とインタビューを行いました。同校はインタビュイーが出願書類にすべて目を通してくるため、essayや自分のバックグラウンドの細かい点まで質問され、全体で1時間以上となりました。またインタビューに加えて、指定のテーマで5分間のプレゼンテーションを行いました。(私のテーマは、とある町で電気自動車を普及させるためにどのような施策を政府は打つべきか、というものでした。)

Tuck:

私の受験時はオンキャンパスでのinterviewが推奨されていたため、現地に行き、在校生の方とインタビューを行いました。内容は基本的なもので、時間は30分程度でした。


■ その他提出書類

WL時にアドミに対して追加の推薦コメントを送付しました(推薦状の欄に記載)


■ アプリ提出後

面接対策を行いました。


■ その他役立つ情報

・キャンパスビジット

キャンパスビジットの必要性は学校によりけりですが、(個人的見解としては、小規模、田舎の学校ほどビジットの必要性が高い)私個人としては学校側の態度に問わず、やはりビジットに行くことを強くお勧めします。一つ目の理由として、やはり実際に訪問することで、学校とのフィット感を強く検証できます。出願1回目、2回目共に、私はビジットを通じて学校の志望順位に変化がありました。

また2つ目の理由として、アドミに対して自分をPRする貴重な機会をもてる可能性があります。やはり自分をいかにPRするかは非常に受験において重要なポイントであり、ビジットしてアドミと対面で話すことで、より強く自分を印象付けることができると思います。

3つ目に、辛い受験生活において、実際に学校を訪問して具体的なイメージを持つことで、辛いときに頑張るモチベーションを維持することができます。

したがって、時間の許す範囲で、志望度の高い学校にはビジットすることをお勧めします。

・ネットワーキング

MBA受験において在校生、アラムナイ、アドミとのネットワーキングは非常に重要だと思います。私は学校説明会やキャンパスビジットで知り合った在校生、アラムナイと、essay作成時に改めてSkypeで連絡を取り、内容と、それにあった授業やプログラムの有無等について相談を行いました。中には本当に真摯に相談に乗ってくれる方もいて、resume、essayのレビューまで行って頂けることもありました。

またネットワーキングの別の利点として、多くの在校生、アラムナイと話すことで、学校のカルチャーを理解し、自分の学校とのフィット感を確認することが出来ます。私の場合もともと興味はあったのですが、10人近くの在校生と話した結果、どうしてもフィットを感じなかったため、優先度を下げて最終的に出願しなかった学校もあります。

・勉強法

MBA受験という長期間渡って努力を求めるプロセスの中で、個人的にお勧めの勉強方法として、受験仲間を作って、定期的に集まって勉強することをお勧めします。私は学校説明会やTwitterで受験仲間と知り合い、定期的に週末の早朝にカフェに集まって勉強を行っていました。実際やる内容はTOEFLやGMAT、essayなので、集まっても基本個人作業になるのですが、友人と勉強することで、自分ひとりでは集中できない時も周りから刺激をもらうことができ、継続して頑張れたと思います。

もちろん慣れあいになってしまっては意味がないのですが、一人で勉強することに飽きてしまった方は、ぜひ検討してはいかがでしょうか。


■ 受験を振り返って

体験記を書き、あらためて自分の受験プロセスを振り返り、本当に長い道のりだったと思います。正直、このプロセスをもう一回やれるかと言われると、自信がありません。苦笑。

このような辛い準備を乗り切ることが出来たのは、自分の留学に対する強い思いもありますが、やはり受験プロセスで出会った友人や各学校の在校生、アラムナイの方々が素晴らしい人たちばかりで、多くの助けを頂くことが出来たからだと認識しています。本当に受験において知り合った方々には感謝しています。

また受験を通じて、これまで自分が考えることのなかった、「自分の人生における目標」、「自分の価値観」といった自分の根幹について考える機会をもつことができ、本当に良い機会になったと感じております。体験記を読んでいる受験生の皆さんは、準備の大変さ、将来の不透明さに辛さを感じることがあると思いますが、最終的にその努力は素晴らしい経験となって返ってきますので、仲間と一緒にぜひ乗り越えてもらえればと思います。

今後は在校生、そしてアラムナイとして、自分がこれまで受けた恩を未来の受験生に返していければと思います。

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